歯周病と生活習慣病の関係


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by Axel Naud

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■歯周病と生活習慣病の関係

歯周病について

(2008/9/26、フジサンケイビジネスアイ)

■最適な「角度と速度」実現 歯周病の原因 歯垢を除去

歯周病は、世界で最も多くの人が罹(わずら)っている病気といわれる。健康な人の口の中にも普通に存在する細菌によって起こる病気だからだ。口の中には、300~400種類の細菌がすんでいる。常在菌と呼ばれるこれらの細菌の多くは、自ら分泌した粘液で互いにくっつき合って増殖し、歯垢(プラーク)を形成する。酸素があっても生存できるタイプの細菌は、歯の表面で増殖して歯を溶かし、虫歯の原因になる。

一方、30~40種類の酸素を嫌う細菌は、歯と歯肉のすき間にひそみ毒素を生産し、歯周病の原因となる。歯肉が炎症を起こし、赤く腫れたり出血したりするのが歯肉炎。さらに症状が進んで、歯を支えている歯根膜や歯槽骨が破壊されるのが歯周炎だ。この2つ症状を併せて歯周病と呼ばれる。

歯周病はこれまで歯や歯茎の病気とだけ考えられていましたが、最近の研究によると、全身の健康とも深くかかわっていることで注目を集めているようです。

年齢が進むに従って、症状の進んだ歯周炎の比率が高くなり、35歳から44歳では82・5%の人が歯周病に罹患(りかん)している(厚生労働省の2005年度歯科疾患実態調査)。歯周病菌の出す毒素が歯肉や歯を支える骨を侵す作用の詳細な研究が進むにつれて、これらの毒素は、全身をめぐって糖尿病や心臓血管系の疾患など生活習慣病にも影響を与えていることが明らかになってきた。

歯周病を予防するためには、歯垢を除去することが重要なのは、皆さんもご存じのことだと思います。

記事によると、最近の研究では、死んだ歯周病菌の細胞膜自体にも毒性があることが明らかになったそうです。

歯の表面の歯垢だけでなく、歯肉の隙間の歯周病の原因となる歯垢を落とすためには磨き方にも注意が必要なようです。

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