規則正しい生活が糖尿病の予防・改善につながることを解明|富山大


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■規則正しい生活が糖尿病の予防・改善につながることを解明

規則正しい生活 糖尿病を予防 富山大、マウスで解明

(2014/9/25、中日新聞)

体内リズムに合わせて規則正しい生活を送ることが、糖尿病防止や改善につながることを、富山大大学院医学薬学部の笹岡利安教授(54)と恒枝(つねき)宏史准教授(49)の研究グループがマウスの実験で突き止め、23日付の米科学誌「ダイアベティス」電子版に掲載した。(広田和也)

富山大大学院医学薬学部の笹岡利安教授と恒枝宏史准教授の研究グループが行なったマウスの実験によれば、体内リズムに合わせて規則正しい生活を送ることが糖尿病の予防・改善につながるということが証明されたそうです。

この記事のポイントは、ここです。

笹岡教授らは、目覚めと眠りを制御する脳内物質「オレキシン」に注目。目覚めや空腹時に分泌され、就寝にかけて濃度が下がるオレキシンが、体内リズムに合わせて正常に働くことで血糖値を大幅に下げることを証明した。

オレキシンが体内リズムに合わせて正常に働くことで血糖値を下げることを証明したという点です。

今回の実験では、規則正しい生活を送ることが、食事で取ったエネルギーを消費したり蓄えたりする肝臓の糖代謝を促し、インスリンが効きにくくなるのを防ぐことも明らかにした。

また、規則正しい生活を送ることによって、肝臓の糖代謝を促し、インスリンが効きにくくなるのを防ぐということもわかったそうです。

遅い夕食で体内時計が混乱し太る-早大によれば、夕食の時間が遅くなるなど食事の時間が乱れると、体内時計が乱れるそうです。

夜食を取ると、肝臓の「時計遺伝子」が乱れ、代謝異常になり、太りやすくなる?によれば、夜食など不規則な時間に食事を摂ると、インスリンの作用で肝臓の時計遺伝子のリズムが乱れてしまい、肝臓の代謝機能に異常を引き起こすそうです。

つまり、不規則な時間に食事をとると、体内時計のリズムが乱れ、肝臓の代謝機能に異常を引き起こし、それが肥満糖尿病になりやすくなるということですね。

ちなみに、体内時計 ダイエット|たけしの家庭の医学 5月25日によれば、朝から朝日を浴び、朝食(たんぱく質を必ず)をとることで、体内時計がリセットされ、太りにくくなると考えられるようです。

■まとめ

規則正しい生活を送ると考えると少し難しく考えがちですが、朝から朝日を浴びて、朝食を食べるというシンプルなライフスタイルを送るようにしたらよいということですね。

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P.S.

ダイエットの天敵?「別腹」つくる脳の分泌物質「オレキシン」とは?によれば、オレキシンが分泌されると、胃や消化管の運動が活発になり、蠕動運動により胃の内容物を十二指腸へと送り出すことで、胃の上部に新しく余裕が生まれる、つまり別腹が生まれるという仕組みになっているそうです。

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