夜勤で働く経験がある人は、ない人に比べると、糖尿病になるリスクが高くなる!?


Waterloo

by David Simmonds(画像:Creative Commons)

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■夜勤で働く経験がある人は、ない人に比べると、糖尿病になるリスクが高くなる!?

夜の出勤、糖尿病のリスクを高める、欧州糖尿病学会の有力誌で報告

(2015/1/22、Medエッジ)

夜の出勤経験のない人と比べると、夜の出勤経験のある人は、糖尿病になるリスクが、夜勤の経験年数が1~2年の場合に17%高くなるほか、3~9年の場合に23%、10年以上の場合に42%とリスクの増加幅が増えていた。

夜勤で働く経験がある人は、ない人に比べると、糖尿病になるリスクが高くなるそうです。

その理由の一つとして考えられるのが、「サーカディアンリズム」。

夜の出勤によって昼と夜の体のリズム「サーカディアンリズム」が狂い、これが代謝に影響を及ぼす。

規則正しい生活が糖尿病の予防・改善につながることを解明によれば、体内リズムに合わせて規則正しい生活を送ることが糖尿病の予防・改善につながるということが証明されたそうです。

目覚めと眠りを制御する脳内物質「オレキシン」が体内リズムに合わせて正常に働くことで血糖値を下げるそうです。

実験によれば、規則正しい生活を送ることによって、肝臓の糖代謝を促し、インスリンが効きにくくなるのを防ぐということもわかったそうです。

遅い夕食で体内時計が混乱し太る-早大によれば、夕食の時間が遅くなるなど食事の時間が乱れると、体内時計が乱れるそうです。

夜食を取ると、肝臓の「時計遺伝子」が乱れ、代謝異常になり、太りやすくなる?によれば、夜食など不規則な時間に食事を摂ると、インスリンの作用で肝臓の時計遺伝子のリズムが乱れてしまい、肝臓の代謝機能に異常を引き起こすそうです。

つまり、不規則な時間に食事をとると、体内時計のリズムが乱れ、肝臓の代謝機能に異常を引き起こし、それが肥満糖尿病になりやすくなるということですね。

体内時計 ダイエット|たけしの家庭の医学 5月25日によれば、朝から朝日を浴び、朝食(たんぱく質を必ず)をとることで、体内時計がリセットされ、太りにくくなると考えられるようです。

規則正しい生活を送ると考えると少し難しく考えがちですが、朝から朝日を浴びて、朝食を食べて、体内時計をリセットしてみませんか?

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P.S.

だからといって、夜勤をしてくれる人がいなければ成り立たない仕事も多いです。

体内時計活用術|体内時計の5つのタイプ・体内時計調整法|たけしの本当は怖い家庭の医学によれば、体内時計には5つのタイプ(超朝型・朝型・中間型・夜型・超夜型)があり、例えば、朝型傾向の人は、1日が23時間に近く設定されているため、寝付くのも起きるのも早い時間になる傾向があり、夜型傾向の人は、1日が25時間に近く設定されているため、就寝・起床時間が遅くなる傾向が強いそうです。

体内時計が夜型タイプの人が夜勤向きなのかもしれませんね。

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