ノロウイルス大流行か?感染性胃腸炎の患者が増加|国立感染症研究所


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【追記(2016/12/21)】

生食用カキ ノロウイルス検出で宮城全海域で出荷自粛

(2016/12/20、NHK)

宮城県内の各地で水揚げされたカキからノロウイルスが相次いで検出され、宮城県漁業協同組合は20日から、県内すべての海域で生食用のカキの出荷を見合わせることを決めました。

ノロウイルスに関するニュースが相次いでいて、宮城県では水揚げされたカキからノロウイルスが検出されたため、生食用のカキの出荷を見合わせているそうです。

ノロウイルス 遺伝子の異変で感染力増大か

(2016/12/21、NHK)

国立感染症研究所や北里大学などの研究グループが、今シーズン、全体の7割以上を占める「GII.2」というタイプのウイルスを詳しく調べたところ、遺伝子に変化がおきていることがわかりました。

今回大きく流行している理由として、国立感染症研究所などの調査によれば、ノロウイルスの遺伝子に変化が起きていることで感染力が高まっていることが考えられるそうです。

ノロウイルス大流行か…10都県で警報レベル

(2016/12/14、読売新聞)

都道府県別で患者数が最も多かったのは宮城の45・75人で、山形(33・47人)、三重(27・71人)、埼玉(26・73人)、東京(26・64人)、神奈川(23・62人)、奈良(23・09人)、宮崎(20・83人)、千葉(20・24人)、兵庫(20・12人)と続き、計10都県で警報レベルを超えた。

国立感染症研究所が全国の小児科約3000か所からの報告をまとめた定点調査によると、ノロウイルス感染による感染性胃腸炎の患者が増加しているそうで、10都県で、1医療機関当たりの患者数が20人を超える警報レベルに達していることから、ノロウイルス感染による感染性胃腸炎が大流行する兆しがあるそうです。

ノロウイルスに感染すると、発熱、下痢、嘔吐などの症状に襲われます。

急性胃腸炎の症状・原因・注意するポイントによれば、急性胃腸炎の2割はノロウイルスによって引き起こされているそうです。

ノロウイルスなど感染性胃腸炎の患者が増加中によれば、脱水のサインは以下の通りです。

  • 手先の皮膚がかさかさする
  • 口の中が粘る
  • やる気や食欲の低下によるだるさ
  • めまいや立ちくらみ、ふらっとする

急性胃腸炎になると、発熱、下痢、嘔吐などの症状によって体の水分がなくなってしまい、場合によっては脱水症状を招くため、経口補水液による水分補給をしましょう。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎の予防をするためにも手洗いや食品の加熱調理、塩素系消毒薬による嘔吐物の処理といった予防対策をするようにと注意喚起がなされているようです。

しっかりと予防を行ないましょう。







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