あなたは「貧血」、それとも「低血圧」どっち!?|貧血と低血圧の原因は全く違う!


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■あなたは「貧血」、それとも「低血圧」どっち!?|貧血と低血圧の原因は全く違う!

「朝からクラクラする」

「これって、『低血圧』なの?それとも、『貧血』なの?」

あなた自身が低血圧なのか貧血なのか、気になりますよね。

低血圧と貧血は、その症状が似ているため、同じようなものだと勘違いしそうですが、実は、低血圧と貧血はその原因が全く違います。

貧血と低血圧の症状を比べながら、それぞれの原因をチェックしてみましょう。

【目次】

貧血

The Weight of this Life

by J Stimp(画像:Creative Commons)

貧血とは、酸素を運ぶ赤血球か、赤血球の中で酸素と結合するヘモグロビンが少ない状態のことをいう。

若い女性に多い貧血の場合、鉄分不足が原因であることが多い。

貧血の症状

酸素不足(わかりやすく言えば酸欠状態)は体全体に症状が現れますが、身体の部位に応じて貧血の症状が現れます。

貧血の症状には個人差があって、比較的軽い人もいれば、重症の人もいて、その症状の程度はさまざまです。

筋肉における貧血の症状

  • 疲れやすい・体がだるい

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脳における貧血の症状

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心臓における貧血の症状

  • (動くと)動悸・息切れ

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その他の貧血の症状

  • イライラする
  • 顔色が悪い・顔色が青白い
  • 吐き気がする
  • 食欲がない
  • 下まぶたをめくると、白っぽくなっている
  • 爪が平らになったり、スプーンのように反り返ったり、白くなったりする
  • 体が思うように動かず、仕事や学校を休むことがある

→ 貧血とは|貧血の症状・原因・数値・改善・食事 について詳しくはこちら




低血圧

低血圧は、文字通り、血圧が低い状態のことを言い、体中に血液を送るための圧力の力が弱くなっているために起こる症状をいう。

低血圧の症状

低血圧の症状には、次のような症状があります。

ただし、低血圧の症状は、自律神経失調症、軽いうつ病などの病気にも当てはまるものがあるため、誤った診断を受け、低血圧が見落とされるケースもあるそうです。

→ 低血圧とは|低血圧の症状・改善・数値・原因・食事 について詳しくはこちら

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【ちょっと寄り道】酸素の役割|なぜ酸素とエネルギー不足が関係するの?

第6回呼吸|生物基礎|NHK高校講座を参考に、酸素不足とエネルギー不足の関係についてまとめてみたいと思います。

食事をして、有機物のグルコースなどを細胞の中に取り込みます。
そして、細胞の中で、その有機物からエネルギーを取り出していました。

このエネルギーを取り出す反応で、酸素が使われているのです。
グルコースなどの有機物が分解され、酸素と反応し、エネルギーが得られます。

私たち人間は食事をして、有機物(炭素を含む化合物のこと)のグルコースなどを細胞の中に取り込み、有機物が分解され、酸素と反応することによって、エネルギーを取り出しています。

つまり、酸素がないとエネルギーを取り出すことができないため、体温を上げることができなくなったり、体を動かすことができなくなってしまうのです。

【参考リンク】

有酸素性エネルギー代謝|e-ヘルスネット

有酸素性エネルギー代謝は、主にミトコンドリア内で行われます。グルコースや脂肪酸や多くのアミノ酸は、アセチルCoAにまで代謝され、クエン酸回路に入ります。その後このクエン酸から呼吸鎖に入り、そこで大量のATPが産生されます。この過程は酸素を必要とするため有酸素性エネルギー代謝と呼ばれます。

■まとめ

低血圧と貧血は、ともに身体の酸素が不足しているために起こる症状であり、その症状が似ているため、同じようなものだと勘違いしそうですが、貧血とは、酸素を運ぶ赤血球か、赤血球の中で酸素と結合するヘモグロビンが少ない状態のことをいい、低血圧は、体中に血液を送るための圧力の力が弱くなっているために起こる症状をいうため、低血圧と貧血はその原因が全く違います。

人によっては、低血圧&貧血持ちという人もいるかもしれません。

対処法はそれぞれ違ってきますので試してみてください。

→ 貧血とは|貧血の症状・原因・数値・改善・食事 について詳しくはこちら

→ 低血圧とは|低血圧の症状・改善・数値・原因・食事 について詳しくはこちら