眼球破裂とはどんな病気?|白目の部分である「強膜」が裂けた状態


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by Eric May(画像:Creative Commons)

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眼球破裂「白目」裂ける状態、失明や眼球摘出の危険性も…福山雅治ライブ事故で

(2016/9/27、スポーツ報知)

眼球破裂とは、「強膜(きょうまく)」と呼ばれる眼球を覆っている白目の部分の膜が裂けた状態のこと。水天宮藤田眼科の藤田浩司院長によると「一般的には外側から目に強い衝撃を受けた際に眼球の内圧が上がり、内側から強膜が裂けることを言いますが、広い意味では外側から異物が眼球に刺さり、強膜に穴が開く『穿孔(せんこう)性外傷』も含みます」。両者が同時に発生することもあるという。

目の構造と働き(視覚機能)・目の見える仕組みによれば、強膜は、いわゆる白目のことで、眼内の圧力(眼圧)を支えて眼球を保護しています。

※ちなみに、黒目の部分が角膜であり、角膜は外からの光がまず通過するところで、光を集めて屈折させて瞳の中に送り込み、眼球の形を保つ役割もあります。

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眼球破裂とは、白目の部分である「強膜(きょうまく)」が裂けた状態で、外側から目に強い衝撃を受けた際に眼球の内圧が上がり、内側から強膜が裂けることや外側から異物が眼球に刺さり強膜に穴が開く『穿孔性外傷(せんこうせいがいしょう)』を含むそうです。

眼球破裂の場合、どのような症状が現れるのでしょうか?

小さな穴が開いた程度の時は痛みが少ないが、裂け目が大きな場合は強い痛みが続くことも。

小さな穴が開く程度の場合には痛みが少ないそうですが、大きい裂け目が出ている場合には強い痛みがあるそうです。

どのような治療を行なうのでしょうか?

治療としては、裂け目を縫合する手術が行われるが「小さな穴や裂け目がきれいであればいいですが、裂けた部分が大きく、複雑な場合は手術が難しくなります」。目の手術の中では難易度が最も高いうちの一つとした。治療後は視力が低下する可能性が高く、重傷の場合は失明や眼球摘出の危険性もあるという。

眼球破裂の治療では、裂けた部分を縫合する手術が行われますが、重傷な場合には、失明や眼球摘出の恐れもあるそうです。







P.S.

網膜剥離(もうまくはくり)」とは、物を見るための神経である網膜が何らかの原因で剥がれてしまう目の病気です。

目は水風船みたいなものであるため、絶対に押さないように注意が必要で、目に強い衝撃を与えると網膜剥離のおそれがあるそうです。