妊娠中のうつ病リスク、味噌と豆乳以外の大豆製品、イソフラボン摂取が減らす!|愛媛大・東大


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■妊娠中のうつ病リスク、味噌と豆乳以外の大豆製品、イソフラボン摂取が減らす|愛媛大・東大

Soybeans

by Toshiyuki IMAI(画像:Creative Commons)

妊娠うつ、大豆でリスク減=食べるほど効果―愛媛大など

(2016/10/31、時事通信)

その結果、摂取量の多い方がうつ病の有症率が低く、1日当たり約93グラム食べた最多のグループは、同約21グラム食べた最少のグループに比べ、有症率が37%低いことが分かった。

愛媛大や東京大などの共同研究チームによれば、大豆製品をたくさん食べる妊婦ほど、あまり食べていない妊婦に比べて、妊娠中のうつ病になるリスクが減ることがわかったそうです。




■大豆製品のどの成分が妊娠中のうつ病になりリスクを減らしたのか?

世界初の研究成果!大豆製品、イソフラボン摂取が妊娠中うつ症状と予防的な関連

(2016/10/31、愛媛大学プレスリリース)

今回、妊娠中から母親と生まれた子を追跡調査した「九州・沖縄母子保健研究」のデータを活用し、妊娠中の大豆とイソフラボン摂取と妊娠中うつ症状との関連を調べました。その結果、妊娠中の総大豆製品、豆腐、豆腐製品、納豆、大豆煮物、みそ汁、イソフラボン摂取が妊娠中うつ症状の有症率低下と関連していることが分かりました。

<中略>

結論:みそと豆乳を除く大豆製品及びイソフラボン摂取は妊娠中うつ症状の有症率低下と関連しているのかもしれない。

妊娠うつ、大豆でリスク減=食べるほど効果―愛媛大など

(2016/10/31、時事通信)

一方、同じ大豆製品でも豆乳の場合、摂取量が違っても、うつ病の有症率にほとんど差がなかったことや、みそだけを調理せずにそのまま食べると、摂取量が多いほど有症率が高まることも判明した。

共同研究チームによれば、大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ていることが関係しているのではないかと考えているようですが、同じ大豆製品でも加工や調理法によって効果に違いが現れることから、なぜみそと豆乳ではその効果が現れなかったのか、イソフラボンではない別の成分がうつ病の発症リスクを減らす効果がある可能性について今後の研究が必要だと思われます。

妊娠中のうつ病リスクを下げるためにも、大豆製品を摂っていない妊婦さんは摂るようにしましょう!







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