YO Home Sperm Test|スマホとアプリでできる精子セルフチェックサービスに注目!

スマホとアプリでできる精子セルフチェックサービスに注目!不妊の原因の半分は男性!精子の質を保つための7か条


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■スマホとアプリでできる精子セルフチェックサービスに注目!

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YO Home Sperm Test|スマホとアプリでできる精子セルフチェックサービスに注目!

参考画像:YO Home Sperm Test – How to test your swimmers|YouTubeスクリーンショット

ヘルスケアサービス [Seem -スマホで出来る精子セルフチェック-] (16G131056)

スマホで精子の濃度と運動率が測れるサービス『Seem(シーム)』を開始~無料アプリとスマホ顕微鏡レンズで手軽なセルフチェックを実現~

(2016/4/16、株式会社リクルートライフスタイル)

男性が医療機関で精液検査を受けるには心理的抵抗や時間的制約など様々なハードルがあり、多くの男性は検査を受けた経験がありません。そのような背景から、リクルートライフスタイルは、男性不妊専門医の監修の下、臨床試験を実施し、自宅で手軽に精子の状態をセルフチェックできる『Seem』を開発しました。

株式会社リクルートライフスタイルは、スマートフォン顕微鏡レンズとアプリで自分の精子の濃度と運動率がセルフチェックできる『Seem(シーム)』の提供を始めたそうです。

■「Seem」の使い方

  1. まずは精液を採取。
  2. 液化するまで待ち、カップを静かに揺らして待ちます。(15分ほど)
  3. 採取した精液を顕微鏡レンズに乗せ、アプリで撮影を行い、動画を解析します。(濃度と運動率)

※測定時間は数分。

「Seem」の他にも同様のアイデアの製品・サービスも出ているようです。

YO Home Sperm Test – How to test your swimmers

■不妊の原因の半分近くは男性

2010年国立社会保障・人口問題研究所の調査によれば、6組に1組が不妊に悩んでいるそうです。(妻50歳未満の初婚夫婦)

産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~|NHKスペシャルによれば、不妊に悩む夫婦は1億8600万組と推計されるそうで、その中でも日本の状況は際立っており、40歳を超えた患者の割合は約30%で、他の先進国の2倍から4倍になっています。

ただ、不妊に関しては間違った認識を持っている人がおり、不妊は女性が原因と思っている男性も多いようです。

WHO(世界保健機関)によれば、「不妊の原因の半分近くは男性」にあるそうですが、自分に置き換えて考える男性は少ないようです。

不妊の原因の半分は男性にあり、不妊の原因の大半は精子の質が問題となっています。

しかし、男性はもし自分に原因があったらということを恐れてしまい、不妊治療が遅れてしまうようです。

不妊の問題は夫婦二人の問題であり、片方だけが問題を抱えるのではなく、こうしたことを夫婦で一緒に考える機会を持っていかないといけないと思います。




■精子の質を保つための7か条

さて、精子は元気かな

(2017/11/30、NHK)

男性不妊の専門の獨協医科大学埼玉医療センターの岡田弘医師は、妊活を考える時に精子の質を保つための7か条を挙げていますので、一つ一つをチェックしてみたいと思います。

(1)禁煙すべし

血流が悪くなり、精子の数が減り、さらに運動性のよい精子も減る。EDの原因にもなることも。

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(2)禁欲は間違い

よく勘違いされる点です。古い精子はためると新しい精子を痛めつけ、精液全体の質を下げます。

(3)ブリーフよりトランクスを

なぜ精巣(睾丸)が外に出ているのか。温度が上がると精子を作る機能が低下するからです。熱がこもらないように風通しのよいトランクスを。

ボクサーパンツをはいていると精子が減少してしまう!?によれば、ボクサーパンツのようなきつい下着をつけると、睾丸が体の近くになり、温度が体温と同じになって、精子の活動に影響がでてしまうといわれています。

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(4)妊活の時期はサウナは控えて

高熱は精子をつくる機能に悪い影響が。長風呂もほどほどに。

サウナが男性不妊の原因に!?熱で精子の数が減少し、その影響は数ヶ月続くと判明!

(2013/3/27、IRORIO)

研究者たちは、普段は通常の精子の働きを持った30代のフィンランド人男性を被験者として、15分間のサウナ入浴を週2回、合計3ヶ月間通い続けてもらい、その後精子の数を調査するという実験を行った。その結果、精子の数は実験を始めたころよりも、終盤に向かってどんどん減少していったそうだ。

<中略>

University of Maryland Medical Centerの泌尿器科医であるDr Andrew Kramerによると、原因は熱にあるとか。実験中の体内温度を観察すると、サウナに入ると陰嚢の体温は3℃も上昇していることが確認されたそう。生物学的に見ても、陰嚢が男性の体からぶら下がっている理由は、体温から冷ますためであり、熱に弱いことは明らかな事実である。

実験によれば、サウナに入ると陰嚢が3度上昇していることが確認されているそうです。

2013年以降にもっと増える“男性不妊症”とは?(2013/1/11、GQ)によれば、精巣は37度で機能が半分になり、39度でほぼ全滅してしまうというデータもあるそうなので、サウナで過度に体を温めてしまうと、男性不妊の原因にもなりかねないですね。

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(5)膝上のパソコン操作に注意

長い時間パソコンを膝の上に置くと精巣の温度が上がるという調査も。とにかく熱に注意です。

ひざ上のパソコン使用で、精子の質低下する可能性|米ニューヨーク州立大で紹介したニューヨーク州立大ストーニーブルック校のYelim Sheynkin氏が率いた研究によれば、膝(太もも?)の上でノートパソコンを使用すると、陰嚢の温度が上昇するため、精子の質が低下する可能性があるそうです。

ポイントは2点。

●陰のうの温度が1度以上でも上昇すれば精子にダメージを与える

●(ノートパソコンをひざ上で使用しながら)10分か15分が経過しただけで、安全だと考えられる温度を超えてしまう

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(6)自転車に注意

サドルが精巣などを圧迫すると血流が悪くなり、精子の減少や運動率の低下、EDの原因につながります。長時間のサイクリングは要注意です。

男性不妊には「精巣を温めてしまう生活習慣」に注意!によれば、長時間自転車に乗ると精子に良くないと言われるのは、>陰嚢が圧迫され精巣をお腹に近づけるので精巣を温め、精子を弱くしてしまうからだそうです。

(7)育毛剤の種類に注意

抜け毛を抑える治療薬の中には、男性ホルモンの作用を抑える働きがあるものがあります。きちんと種類を選んだほうがよいそうです。

その他にも、不健康だといわれるライフスタイル・生活習慣を持っていると男性不妊の原因になるといわれており、反対に健康的なライフスタイルを送ると精子にも良い影響があるそうです。

■まとめ

医療機器ではないので、医療機関の診断に代わるものではありませんが、男性には不妊治療に対する心理的抵抗があると思いますので、こうしたキットを活用してとりあえず自宅で簡単にできるということはよいことではないでしょうか。

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