「前例がない」はアイデアの価値と自分自身の熱量を見極める基準になる!?|Chance the Rapperがグラミー賞のルールを変えた!


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by Cultura de Red(画像:Creative Commons)




第59回グラミー賞の最優秀ラップ・アルバムに、Chance the Rapperの『Coloring Book』が輝きましたが、実はこの受賞に至るまでにはグラミー賞のルールを変えるという大きな壁がありました。

Chance the Rapper ft. 2 Chainz & Lil Wayne – No Problem (Official Video)

【2017年グラミー特集】グラミーのルールを変えさせたチャンス・ザ・ラッパー

(2017/2/10、BARKS)

グラミー賞は、有料で売り出され購入できる作品に候補資格があると規定している。つまり、無料の作品には候補になる資格がない。しかし、『Coloring Book』がリリースされてから、署名運動がファンによってスタートし、チャンス・ザ・ラッパーも署名活動を支持した。そしてついに、『Coloring Book』はストリーミング配信のみの音楽として初めて2017年のグラミー賞にノミネートされることとなったのだ。

グラミー賞には、無料の作品には候補になる資格がないというルールがあったそうです。

しかし、アーティストの存在によって、そのルールが変わってしまったのです。

「前例がないのでできない」という言葉がありますが、すばらしいものが出てくるとそのルールさえも変わってしまうんですね。

逆を言えば、「前例がないのでできない」という言葉でできないものというのは、そのアイデア自身のパワーがなかったり、その前例を打ち破ってやろうという自分自身の熱量が足りないともいえるのかもしれません。

つまり、「前例」という言葉が出てきたときには、そのアイデアを見極める素晴らしいタイミングといえるのではないでしょうか。