睡眠時間が減ると認知能力と反応速度が低下|ペンシルベニア大学


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■睡眠時間が減ると認知能力と反応速度が低下|ペンシルベニア大学

Cozy

by Ian McCormick(画像:Creative Commons)

寝ないと太るって本当?

(2010/7/29、ニューズウィーク日本版)

ペンシルベニア大学の研究チームの実験では、2週間にわたって被験者の睡眠を1日6時間未満に制限した。

ところが被験者たちは、以前に比べてそれほど強い眠気を感じることはなく、自分が比較的正常に活動できていると思っていた。

これはあくまでも自己判断でしかない。

きちんとしたテストの結果を見ると、2週間の調査期間中、被験者の認知能力と反応速度はどんどん落ちていった。

調査期間の最後には、48時間起き続けている人と同程度までテストの成績が低下した。

ペンシルベニア大学の研究チームによれば、睡眠時間を1日6時間未満に制限するという実験を行うと、自分としては普段と変わらないような感じがしていても、実際は認知能力と反応速度が落ちていったそうです。

平均的な大人が十分に休息を取り、最良の状態で機能するために必要な睡眠時間は、1日に7~9時間。

しかし、アメリカ人の睡眠時間は昔より減っている。

05年に全米睡眠財団が行った調査によれば、アメリカ人の平均睡眠時間は1日6.9時間。

これは、19世紀に比べて約2時間、50年前と比べて1時間少ない。

10年ほど前の01年と比べても、約15~25分も減っている。

平均睡眠時間はどんどん短くなっているようです。

睡眠時間が減ることで脳の機能が低下してしまっています。

正しい睡眠に対する考え方をもっと世間に広めていく必要があるのかもしれません。







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