マーク・ザッカーバーグが注目しているのは医療用AI搭載アプリ!?


Metastatic melanoma  Case 171

by Yale Rosen(画像:Creative Commons)




ザッカーバーグも注目の医療用AI搭載アプリ、イスラエル企業に期待高まる

(2016/5/9、Forbes)

同氏が例に挙げたのが、スマートフォンで撮影した写真とAIアルゴリズムによって、人間の医師より早く皮膚がんを発見することができるアプリだ。撮影した写真があれば世界中のどこにいる医師でもより適切に、黒色腫(メラノーマ)の診断を下すことが可能になる。

ザッカーバーグは、AIを利用したがんの診断、特に皮膚がんの診断はすでに行われており、インターネットの利用方法のうち最も優れたものの一つになるだろうと述べた。

Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOがクラウドコンピューティングによって私たちが恩恵を受けるものとして挙げたのが、診断能力の向上なのだそうです。




■テクノロジーやAIを利用したがんの診断

診断用アプリとしてすでに利用されているもの一つに、無料でダウンロードすることが可能な「DermaCompare(ダーマコンペア)」がある。クラウドベースのAI技術とスマホのカメラ機能を利用し、トータルボディフォトグラフィー(TBP)を通じてメラノーマの疑いを検出することができる。

イスラエルのエメラルド・メディカル・アプリケーションが提供している「DermaCompare(ダーマコンペア)」は皮膚がん診断用として使用されているAIを搭載したアプリです。

ユーザーが画像をアップすると、過去画像やデータベース画像(黒色腫の画像データ約5,000万件)と比較し、提携している医師に診断を仰ぐというものです。

現在医療分野に様々なテクノロジー企業が取り組んでいます。

IBMの「WATSON」によってがん治療がスピードアップする!?

医療従事者は、膨大な数の情報(最新の医療研究、論文、医療データ、患者の医療記録)を取り扱っていて、すでに人の頭脳では把握することができないほどなのだそうです。

そこで、注目を集めているのが、人工知能で医師や患者をサポートするシステムであり、その代表的なものがWatsonです。

Watsonは膨大な量の医療データや論文などのデータベースが格納されており、患者のデータを高速で解析し、医療データを照らし合わせることで、患者に最も最適と思われる治療方針を提案することで、医師や患者が意思決定の支援をするシステムです。

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Enliticは、Deep Learningを医療データに応用したシステムを開発している企業です。

レントゲン写真、MRI、CTスキャン、顕微鏡写真などイメージデータをDeep Learningの手法で解析し、検査結果に病気(悪性腫瘍など)があるかどうかを高速にかつ正確に判定します。

■まとめ

今後医療に人工知能(AI)が活用されると考えられる理由は2つ。

1.最新の医療研究、論文、医療データ、患者の医療記録はすでに人の頭脳では把握することができないほど膨大な数の情報がある。

2.病気の治療は時間との闘いでもあるのですが、現在はがんの遺伝子を解析して患者ごとの診断を行い、治療方針を決める際には、専門の医師によるチームでも数週間という長い時間を要してしまう。

そのため、今後は人工知能(AI)を活用し、患者のデータを高速で解析し、医療データを照らし合わせることで、患者に最も最適と思われる治療方針を提案するようになっていくでしょう。







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