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女性の抗がん剤の副作用の苦痛度1位は「頭髪の脱毛」|脱毛がん患者に自治体がウィッグの費用の一部助成支援




【目次】

■女性の抗がん剤の副作用の苦痛度1位は「頭髪の脱毛」|脱毛がん患者に自治体がウィッグの費用の一部助成支援

Before & After

by Nicki Varkevisser(画像:Creative Commons)

アピアランス支援センター|国立がん研究センター中央病院

手術・抗がん剤・放射線などのがんの治療は、傷あと・脱毛・皮膚の変色・爪の変化など、患者さんの身体にさまざまな外見の変化をもたらします。病気を治すために仕方のないこととわかっていても、外見が変わってしまうのは、患者さんにとって大きなストレスになります。実際に、抗がん剤治療中の患者さん638名に、身体症状の苦痛度トップ20を尋ねたところ、外から見える身体症状が多く含まれていました。

がんの治療によって、患者さんの身体には、脱毛や手術跡、皮膚の変色といった様々な外見の変化が現れます。

乳がんで抗がん剤治療を受けた女性の98%が「脱毛」を経験によれば、乳がんで抗がん剤治療を受けた女性の98%が脱毛を経験しているそうです。

がんを治療するためとはわかっていても、外見が変わってしまうのは、患者さんにとってショックなことだろうと思います。

特に、女性にとって外見の変化は大きなストレスとなっているそうです。

国立がん研究センターが実施した抗がん剤の副作用の苦痛度調査(09年)によれば、「頭髪の脱毛」は男性では18位だったが、女性では1位ということでした。

gan_kutsuu

参考画像:治療に伴う身体症状の苦痛TOP20|国立がん研究センター中央病院 アピアランス支援センター

乳がんで抗がん剤治療を受けた女性の98%が「脱毛」を経験によれば、抗がん剤投与を終えてから5年たった人の中にも、髪が十分に生えそろわずかつら(ウイッグ)を使用している人が約10%いるそうなのですが、通常のかつらより柔らかさや通気性に配慮した「医療用ウィッグ」は自然に見えるものほど高価格であるため、あきらめてしまう人もいるそうです。

そこで、社会参加を続けるためにはウィッグが欲しくても、高額であきらめる人もいるため、ウィッグの購入費の助成制度を設ける自治体が増えてきたそうです。

脱毛がん患者にウィッグ支援…自治体が費用の一部助成

(2016/9/7、読売新聞)

抗がん剤治療の副作用で脱毛した人が使うウィッグ(かつら)の入手を支援する動きが広がっている。自然に見える品質のものは高額なため、費用の一部を自治体が助成したり、寄付された髪の毛で作ったものをプレゼントしたりという取り組みが進んできた。

読売新聞によれば、山形県や鳥取県では購入費の2分の1(上限2万円)、横浜市では上限1万円など各自治体によって助成額は様々ですが、ウィッグの購入費の助成を行なっているそうです。

がんの治療に対する助成だけでなく、治療の後の社会復帰・心のケアまでを社会で温かく見守れるようになるといいですね。




■ヘアドネーションの輪が広がっている

また、最近では、小児がんの治療や無毛症、脱毛症などで髪を失った子どもに対するヘアドネーションの輪が広がっています。

三吉彩花さんが「ヘアドネーション(医療用ウィッグを作るため髪の毛を寄付する活動)」のために人生で初めてのショートボブ!によれば、三吉彩花さんは、病気や怪我などで髪の毛の悩みを抱えている子供たちの医療用ウィッグを作るため髪の毛を寄付するという活動を行なったそうです。

0. ”20歳の三吉彩花” ついに20歳になりました そしてとてもびっくりしている方も多いと思いますが 髪の毛をばっさり切りました 人生で初めてのショートボブ この髪型にしたかったのには 理由があって ひとつは 20歳のタイミングで 何か大きく変わりたかった 新しい私をみんなに見てもらいたくて ずっと温めていたことでした そしてもうひとつは ”ドネーション” 病気や怪我などで髪の毛の悩みを抱えている子供たちの 医療用ウィッグを作るため 髪の毛を寄付するという活動です 20歳になったらドネーションをやるというのは 実は誰にも言ってなかったのですが 前から決めていた大きな決断 この私を見て ロングヘアーの方が好きだったって言ってくれる方もいるかもしれません だけど 今までの10個の言葉のカウントダウン 20歳になる私と 大好きなみんなに向けての言葉 もう一度じっくり ゆっくり読んで それを踏まえて 新しい三吉彩花も 応援してくれたら嬉しいです いつもありがとうね みんな大好きです

三吉彩花さん(@miyoshi.aa)が投稿した写真 –

ヘアドネーションとは、病気やけがで髪の毛の悩みのある子供たちのために、寄付された髪の毛でウィッグを作り、無償で提供する活動です。

寄付する髪は31センチ以上の長さがあればよいそうです。

切り方など条件を守れば、行きつけの美容室や自宅で切って郵送することもできるそうです。

柴咲コウさんや水野美紀さんが行なった「ヘアドネーション(医療用ウィッグを作るため髪の毛を寄付する活動)」とは?でも紹介しましたが、水野美紀さんや柴咲コウさんといった芸能人の方もヘアドネーションを行なっている方が増えています。

髪の毛の寄付をしました #ヘアドネーション #JapanHairDonationAndCharity

柴咲コウ Ko Shibasakiさん(@ko_shibasaki)が投稿した写真 –

『フルオーダーメイドの医療用ウィッグ』1体に必要な髪の毛は20~30人分で、髪の毛を長さ別に仕分け、髪質や髪色を均一にする化学処理だけで半年~1年かかるそうです。

また、頭の採寸をしてウィッグを製作するまでさらに50日かかるそうです。

現在医療用ウィッグを約90人の子供たちが待っているそうですが、全ての作業を数人で行なっているため、人手が足りておらず、出来上がるまで2~3年かかる状態なのだそうです。

■まとめ

最近は長い髪の女性で「髪を切りたいな」「ショートにしようかな」という人がいたら、「ヘアドネーション」という活動があるらしいよと伝えています。

それがポジティブな意味での髪を切る一つの後押しになればいいですし、ヘアドネーションや医療用ウィッグの考えが広まれば、将来的には、もし自身がそういう立場になった時でも、医療用ウィッグが自然と着けられる環境になり、また比較的手に取りやすい価格になると思います。

ヘアドネーションに関心がある方はぜひ美容室で尋ねてみてください。







【関連記事】
続きを読む 女性の抗がん剤の副作用の苦痛度1位は「頭髪の脱毛」|脱毛がん患者に自治体がウィッグの費用の一部助成支援

柴咲コウさんや水野美紀さん、片瀬那奈さんが行なった「ヘアドネーション(医療用ウィッグを作るため髪の毛を寄付する活動)」とは?




【目次】

■柴咲コウさんや水野美紀さんが行なった「ヘアドネーション(医療用ウィッグを作るため髪の毛を寄付する活動)」とは?

芸能人の方もヘアドネーションを行なっている方が増えています。

以前、柴咲コウさんもヘアドネーションを行なったことをインスタグラムにアップしていました。

髪の毛の寄付をしました #ヘアドネーション #JapanHairDonationAndCharity

柴咲コウ Ko Shibasakiさん(@ko_shibasaki)が投稿した写真 –

また、水野美紀さんも役柄に合わせて髪を短くするというタイミングで、ヘアドネーションを行なったそうです。

水野美紀さんが髪を切ったワケ 「日常の中でできる寄付、すてき」

(2016/4/12、withnews)

ちょうど長く伸ばしていた時期で、ドラマ「アイムホーム」(テレビ朝日系)の撮影前に、役柄に合わせて短くしてほしいと監督から言われて。せっかくだから寄付したいなと思って、美容室で測ってもらったら、寄付できるぎりぎりの長さだったので、お願いしました。髪なんてどうせ捨てちゃうものだから。役に立って再利用してもらえる、しかも、ウィッグが必要な子どもに無償で提供している団体に寄付すると聞いて、すてきな取り組みだし、髪の毛が足りていないと聞いていたので、少しでも役に立てたらと思いました。

三吉彩花さんが「ヘアドネーション(医療用ウィッグを作るため髪の毛を寄付する活動)」のために人生で初めてのショートボブ!によれば、三吉彩花さんは一つは、20歳のタイミングで何か大きく変わりたかったこと、もう一つは、ヘアドネーションのために、ロングヘアをバッサリ切り、人生初のショートボブにしていました。

0. ”20歳の三吉彩花” ついに20歳になりました そしてとてもびっくりしている方も多いと思いますが 髪の毛をばっさり切りました 人生で初めてのショートボブ この髪型にしたかったのには 理由があって ひとつは 20歳のタイミングで 何か大きく変わりたかった 新しい私をみんなに見てもらいたくて ずっと温めていたことでした そしてもうひとつは ”ドネーション” 病気や怪我などで髪の毛の悩みを抱えている子供たちの 医療用ウィッグを作るため 髪の毛を寄付するという活動です 20歳になったらドネーションをやるというのは 実は誰にも言ってなかったのですが 前から決めていた大きな決断 この私を見て ロングヘアーの方が好きだったって言ってくれる方もいるかもしれません だけど 今までの10個の言葉のカウントダウン 20歳になる私と 大好きなみんなに向けての言葉 もう一度じっくり ゆっくり読んで それを踏まえて 新しい三吉彩花も 応援してくれたら嬉しいです いつもありがとうね みんな大好きです

三吉彩花さん(@miyoshi.aa)が投稿した写真 –

ダレノガレ明美さんがロングヘアからショートカットにした際に、ヘアドネーションを呼び掛けていました。(ご本人は今回は長さが足りなかったためにヘアドネーションはできなかったそうです。)

【参考リンク】

ヘアドネーションとはどういうものなのでしょうか?




■ヘアドネーションとは


水野美紀さんが髪を切ったワケ 「日常の中でできる寄付、すてき」

(2016/4/12、withnews)

ヘアドネーションは、小児がんなどの病気やけがで、髪が少なくなったり生えなくなったりした子どものために、寄付された人毛でウィッグ(かつら)をつくり、無償で提供する活動です。1990年代にアメリカで普及し、日本ではNPO法人Japan Hair Donation&Charity(JHDAC=ジャーダック)が2009年9月に始めました。

<中略>

寄付する髪は、31センチ以上の長さがあれば、くせ毛や白髪交じりでも可。パーマやカラーをしていても、極端なダメージがなければ寄付できます。全国に800店以上の賛同美容室があり、特典が受けられる店もありますが、切り方など条件を守れば、行きつけの美容室や自宅で切って郵送することもできます。

ヘアドネーションとは、病気やけがで髪の毛の悩みのある子供たちのために、寄付された髪の毛でウィッグを作り、無償で提供する活動です。

寄付する髪は31センチ以上の長さがあればよいそうです。

切り方など条件を守れば、行きつけの美容室や自宅で切って郵送することもできるそうです。

【追記(2017/9/3)】

片瀬那奈さんが髪を26センチカットしてヘアドネーションを行なったというニュースがありました。

これまで31センチ以上の髪しか寄付できないと思っていましたが、15センチ(部分ウィッグ)から寄付できるというところもあるそうです。

ただし、国で認可された医療用ウィッグ(フルウィッグ)の製造するためには、31cmの長さの髪が必要なのだそうです。

【参考リンク】

  • つな髪®|髪の長さ15cmからできるヘアドネーション。髪の寄付によって小児がんや脱毛症のお子さんに医療用ウィッグをプレゼントする活動です。




■ヘアドネーションの流れ

What Happens When You Donate Your Hair?

■ウィッグ1体に必要な髪の毛の量や制作に必要な日数

hair_donation

参考画像:What Happens When You Donate Your Hair?|YouTubeスクリーンショット

ウィッグ1体に必要な髪の毛は20~30人分。JHDACには毎日50~100人分の髪の毛が届きます。長さ別に仕分け、髪質や髪色を均一にする科学処理のため工場に送られます。この処理だけで半年~1年。頭の採寸をしてウィッグを製作するまでさらに50日ほどかかります。すべての事務や作業を、JHDAC事務局長の渡辺貴一さん(45)ら数人でやっており、人手が足りていません。ウィッグを申し込んでから提供まで2~3年かかる状態で、現在約90人の子どもたちが提供を待っています。

『フルオーダーメイドの医療用ウィッグ』1体に必要な髪の毛は20~30人分で、髪の毛を長さ別に仕分け、髪質や髪色を均一にする化学処理だけで半年~1年かかるそうです。

また、頭の採寸をしてウィッグを製作するまでさらに50日かかるそうです。

現在医療用ウィッグを約90人の子供たちが待っているそうですが、全ての作業を数人で行なっているため、人手が足りておらず、出来上がるまで2から3年かかる状態なのだそうです。

【参考リンク】

Japan Hair Donation & Charity(通称 JHDAC ; ジャーダック)は、頭髪の悩みを持つ18歳以下の子供たちに、100%寄付された髪の毛を使って『フルオーダーメイドの医療用ウィッグ』を作り、無償でプレゼントしている、日本で唯一の特定非営利活動法人です。

■まとめ

ヘアドネーションは女性を中心に知られていますが、男性にはあまり知られていないそうです。

渡辺さんは「ネットや口コミでどんどん広まっているけど、まだまだ。ちょっとしたはやりのような感じで、40代、50代の男性にはほとんど知られていません。例えば、会社で女性が長い髪を短く切ったら、50代の男性部長からは『失恋したのか』と聞かれるくらいでしょ。それが『あ、ドネーションしてきたの?』と気軽に聞けるくらい、当たり前のように広まっていったら、安定した活動ができるようになると思います」と期待しています。

長い髪を短く切った女性がいたら、「ドネーションしたの?」というくらいに広まるといいですね。







【関連記事】
続きを読む 柴咲コウさんや水野美紀さん、片瀬那奈さんが行なった「ヘアドネーション(医療用ウィッグを作るため髪の毛を寄付する活動)」とは?

#草刈正雄 さんの娘さんの #紅蘭 さんが髪の毛を50センチカットし、「#ヘアドネーション 」

Before & After

by Nicki Varkevisser(画像:Creative Commons)




■草刈正雄さんの娘さんの紅蘭さんが髪を50センチカットし、「ヘアドネーション 」

紅蘭がヘアドネーション「新たなスタートを切れた」

(2017/11/8、日刊スポーツ)

頭髪に悩みを持つ子供たちに毛髪を提供する「ヘアドネーション」を行うため、腰まで伸びていた髪を取材陣の前で50センチ切った。

草刈正雄さんの娘さんの紅蘭さんが腰まで伸びていた髪を取材陣の前で50センチ切り、頭髪に悩みを持つ子供たちに毛髪を提供する「ヘアドネーション 」を行なったそうです。

今日はnobby by TESCOMさんのイベントに出演させてもらいました‼︎ ドライヤーが良すぎて私もこれから愛用させてもらいます! 軽いのに風量がすごくて嬉しいのですが なにより仕上がりがふんわり優しくて髪にボリュームが出た感じ‼︎ ツヤもでるしオイル要らず‼︎ さすがプロ仕様のドライヤー‼︎ イベントではずっとやりたかったヘアドネーションをしてもらいました 50センチバッサリと やはり50センチはカナリ貴重なモノだったみたいなので光栄でした‼︎ 公共の場でやることに少し抵抗があったのですが、、 皆様の前でやることによって よりヘアドネーションを拡散できるかな?と考えました 1人でも多くの方がヘアドネーションの存在を知ってもらえたらなと言う思いから やらさせてもらいました いつやろうか悩んでいたところテスコムさんからお仕事の依頼をいただいて、、 まさかのテスコムさんもヘアドネーションに賛同していたので是非この場をお借りしてできないか?と、、、 ほんとに素敵なイベントをありがとうございました‼︎ 今回の私の髪の毛が 病気の子供達の少しでも役に立てたらなと願ってます‼︎ #紅蘭 #イベント #nobbybytescom #ドライヤー #ヘアドネーション #50cm #寄付 #素敵な時間を #ありがとうございます #明日放送 #世界くらべてみたら #みてね #ところで #短いのどーですか?w

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柴咲コウさんや水野美紀さん、片瀬那奈さん、ベッキーさん、三吉彩花さんなど芸能人の方にヘアドネーションを行なっている方が増えています。

【関連記事】

ダレノガレ明美さんは、ロングヘアからショートカットにした際に、ヘアドネーションを呼び掛けていました。(ご本人は今回は長さが足りなかったためにヘアドネーションはできなかったそうです。)

【参考リンク】

ヘアドネーションとはどういうものなのでしょうか?




■ヘアドネーションとは


水野美紀さんが髪を切ったワケ 「日常の中でできる寄付、すてき」

(2016/4/12、withnews)

ヘアドネーションは、小児がんなどの病気やけがで、髪が少なくなったり生えなくなったりした子どものために、寄付された人毛でウィッグ(かつら)をつくり、無償で提供する活動です。1990年代にアメリカで普及し、日本ではNPO法人Japan Hair Donation&Charity(JHDAC=ジャーダック)が2009年9月に始めました。

<中略>

寄付する髪は、31センチ以上の長さがあれば、くせ毛や白髪交じりでも可。パーマやカラーをしていても、極端なダメージがなければ寄付できます。全国に800店以上の賛同美容室があり、特典が受けられる店もありますが、切り方など条件を守れば、行きつけの美容室や自宅で切って郵送することもできます。

ヘアドネーションとは、病気やけがで髪の毛の悩みのある子供たちのために、寄付された髪の毛でウィッグを作り、無償で提供する活動です。

寄付する髪は31センチ以上の長さがあればよいそうです。

切り方など条件を守れば、行きつけの美容室や自宅で切って郵送することもできるそうです。

これまで31センチ以上の髪しか寄付できないと思っていましたが、15センチ(部分ウィッグ)から寄付できるというところもあるそうです。

【参考リンク】

  • つな髪®|髪の長さ15cmからできるヘアドネーション。髪の寄付によって小児がんや脱毛症のお子さんに医療用ウィッグをプレゼントする活動です。

ただし、国で認可された医療用ウィッグ(フルウィッグ)の製造するためには、31cmの長さの髪が必要なのだそうです。

■ヘアドネーションの流れ

What Happens When You Donate Your Hair?

■ウィッグ1体に必要な髪の毛の量や制作に必要な日数

ウィッグ1体に必要な髪の毛は20~30人分。JHDACには毎日50~100人分の髪の毛が届きます。長さ別に仕分け、髪質や髪色を均一にする科学処理のため工場に送られます。この処理だけで半年~1年。頭の採寸をしてウィッグを製作するまでさらに50日ほどかかります。すべての事務や作業を、JHDAC事務局長の渡辺貴一さん(45)ら数人でやっており、人手が足りていません。ウィッグを申し込んでから提供まで2~3年かかる状態で、現在約90人の子どもたちが提供を待っています。

『フルオーダーメイドの医療用ウィッグ』1体に必要な髪の毛は20~30人分で、髪の毛を長さ別に仕分け、髪質や髪色を均一にする化学処理だけで半年~1年かかるそうです。

また、頭の採寸をしてウィッグを製作するまでさらに50日かかるそうです。

現在医療用ウィッグを約90人の子供たちが待っているそうですが、全ての作業を数人で行なっているため、人手が足りておらず、出来上がるまで2から3年かかる状態なのだそうです。

【参考リンク】

Japan Hair Donation & Charity(通称 JHDAC ; ジャーダック)は、頭髪の悩みを持つ18歳以下の子供たちに、100%寄付された髪の毛を使って『フルオーダーメイドの医療用ウィッグ』を作り、無償でプレゼントしている、日本で唯一の特定非営利活動法人です。

■まとめ

ヘアドネーションという考え方を知ると、ロングヘアをバッサリ切る人の髪の長さが気になってしまいますが、無理して伸ばすのではなく、自然と伸びた髪の毛を切りたいけど勇気がない人の背中を押すものが「ヘアドネーション」であるといいなと思います。

そして、長い髪を短く切った女性がいたら、「ドネーションしたの?」というくらいに広まるといいですね。







【関連記事】

#三吉彩花 さんが「#ヘアドネーション(医療用ウィッグを作るため髪の毛を寄付する活動)」のために人生で初めてのショートボブ!

Before & After

by ClickFlashPhotos / Nicki Varkevisser(画像:Creative Commons)




■三吉彩花さんが「ヘアドネーション(医療用ウィッグを作るため髪の毛を寄付する活動)」のために人生で初めてのショートボブ!

0. ”20歳の三吉彩花” ついに20歳になりました そしてとてもびっくりしている方も多いと思いますが 髪の毛をばっさり切りました 人生で初めてのショートボブ この髪型にしたかったのには 理由があって ひとつは 20歳のタイミングで 何か大きく変わりたかった 新しい私をみんなに見てもらいたくて ずっと温めていたことでした そしてもうひとつは ”ドネーション” 病気や怪我などで髪の毛の悩みを抱えている子供たちの 医療用ウィッグを作るため 髪の毛を寄付するという活動です 20歳になったらドネーションをやるというのは 実は誰にも言ってなかったのですが 前から決めていた大きな決断 この私を見て ロングヘアーの方が好きだったって言ってくれる方もいるかもしれません だけど 今までの10個の言葉のカウントダウン 20歳になる私と 大好きなみんなに向けての言葉 もう一度じっくり ゆっくり読んで それを踏まえて 新しい三吉彩花も 応援してくれたら嬉しいです いつもありがとうね みんな大好きです

三吉彩花さん(@miyoshi.aa)が投稿した写真 –

三吉彩花さんは20歳になったタイミングでロングヘアをバッサリ切り、人生初のショートボブにしたことをInstagramに投稿しました。

一つは、20歳のタイミングで何か大きく変わりたかったこと。

もう一つは、ヘアドネーションのため。

そしてもうひとつは ”ドネーション”

病気や怪我などで髪の毛の悩みを抱えている子供たちの

医療用ウィッグを作るため

髪の毛を寄付するという活動です

ヘアドネーションとはどういうものなのでしょうか?




■ヘアドネーションとは

水野美紀さんが髪を切ったワケ 「日常の中でできる寄付、すてき」

(2016/4/12、withnews)

ヘアドネーションは、小児がんなどの病気やけがで、髪が少なくなったり生えなくなったりした子どものために、寄付された人毛でウィッグ(かつら)をつくり、無償で提供する活動です。1990年代にアメリカで普及し、日本ではNPO法人Japan Hair Donation&Charity(JHDAC=ジャーダック)が2009年9月に始めました。

<中略>

寄付する髪は、31センチ以上の長さがあれば、くせ毛や白髪交じりでも可。パーマやカラーをしていても、極端なダメージがなければ寄付できます。全国に800店以上の賛同美容室があり、特典が受けられる店もありますが、切り方など条件を守れば、行きつけの美容室や自宅で切って郵送することもできます。

ヘアドネーションとは、病気やけがで髪の毛の悩みのある子供たちのために、寄付された髪の毛でウィッグを作り、無償で提供する活動です。

寄付する髪は31センチ以上の長さがあればよいそうです。

切り方など条件を守れば、行きつけの美容室や自宅で切って郵送することもできるそうです。

芸能人の方もヘアドネーションを行なっている方が増えています。

以前、柴咲コウさんもヘアドネーションを行なったことをインスタグラムにアップしていました。

髪の毛の寄付をしました #ヘアドネーション #JapanHairDonationAndCharity

柴咲コウ Ko Shibasakiさん(@ko_shibasaki)が投稿した写真 –

また、水野美紀さんも役柄に合わせて髪を短くするというタイミングで、ヘアドネーションを行なったそうです。

水野美紀さんが髪を切ったワケ 「日常の中でできる寄付、すてき」

(2016/4/12、withnews)

ちょうど長く伸ばしていた時期で、ドラマ「アイムホーム」(テレビ朝日系)の撮影前に、役柄に合わせて短くしてほしいと監督から言われて。せっかくだから寄付したいなと思って、美容室で測ってもらったら、寄付できるぎりぎりの長さだったので、お願いしました。髪なんてどうせ捨てちゃうものだから。役に立って再利用してもらえる、しかも、ウィッグが必要な子どもに無償で提供している団体に寄付すると聞いて、すてきな取り組みだし、髪の毛が足りていないと聞いていたので、少しでも役に立てたらと思いました。

■ウィッグ1体に必要な髪の毛の量や制作に必要な日数

ウィッグ1体に必要な髪の毛は20~30人分。JHDACには毎日50~100人分の髪の毛が届きます。長さ別に仕分け、髪質や髪色を均一にする科学処理のため工場に送られます。この処理だけで半年~1年。頭の採寸をしてウィッグを製作するまでさらに50日ほどかかります。すべての事務や作業を、JHDAC事務局長の渡辺貴一さん(45)ら数人でやっており、人手が足りていません。ウィッグを申し込んでから提供まで2~3年かかる状態で、現在約90人の子どもたちが提供を待っています。

『フルオーダーメイドの医療用ウィッグ』1体に必要な髪の毛は20~30人分で、髪の毛を長さ別に仕分け、髪質や髪色を均一にする化学処理だけで半年~1年かかるそうです。

また、頭の採寸をしてウィッグを製作するまでさらに50日かかるそうです。

現在医療用ウィッグを約90人の子供たちが待っているそうですが、全ての作業を数人で行なっているため、人手が足りておらず、出来上がるまで2から3年かかる状態なのだそうです。

【参考リンク】

Japan Hair Donation & Charity(通称 JHDAC ; ジャーダック)は、頭髪の悩みを持つ18歳以下の子供たちに、100%寄付された髪の毛を使って『フルオーダーメイドの医療用ウィッグ』を作り、無償でプレゼントしている、日本で唯一の特定非営利活動法人です。

■まとめ

What Happens When You Donate Your Hair?

ヘアドネーションは女性を中心に知られていますが、男性にはあまり知られていないそうです。

渡辺さんは「ネットや口コミでどんどん広まっているけど、まだまだ。ちょっとしたはやりのような感じで、40代、50代の男性にはほとんど知られていません。例えば、会社で女性が長い髪を短く切ったら、50代の男性部長からは『失恋したのか』と聞かれるくらいでしょ。それが『あ、ドネーションしてきたの?』と気軽に聞けるくらい、当たり前のように広まっていったら、安定した活動ができるようになると思います」と期待しています。

長い髪を短く切った女性がいたら、「ドネーションしたの?」というくらいに広まるといいですね。







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【三吉彩花 関連記事】

P.S.

ヘアドネーションという考え方を知ると、ロングヘアをバッサリ切る人の髪の長さが気になってしまいます。