Q. ケールという野菜は八百屋さんでも、スーパーでも見たことがありません。
どういう野菜なんでしょうか?
A. ケールは、アブラナ科の野菜で、キャベツやブロッコリーの原種です。大きな緑色の
つけますが、キャベツのように葉を巻きません。もともとは南ヨーロッパが原産の野菜
です。
青汁の原料にするためには、なによりも身体に有害な成分がなく、ビタミンやミネラル
が豊富に含まれている野菜でなくてはいけません。また、1年を通して、多くの人に飲んで
頂くためには、栽培期間が長くて、ある程度の収穫量がみ込めることが条件になります。
ケールはこうした条件を、クリアした野菜として選ばれました。栄養的にみても満点と
いえるほど優れていますし、ほぼ通年収穫できます。
ケールにはいろいろな品種がありますが、青汁にはコラードという品種を使っています。
ケールは成長すると、1メートル前後になります。葉の1枚の重さは100g〜200gほどです。
青汁1パック(90ml)はおよそ70g分のケールを使って作られます。
Q. ケールという野菜は、虫がつきやすいと聞いたことがあります。無農薬・有機農法栽培を
うたっていますが、本当でしょうか?
害虫の駆除などはどのようにしているのでしょうか?
A. ケールは、化学合成農薬を一切使わずに、有機農法によって育てられています。農薬を
使わないので、害虫がつきやすいことも確かです。青虫やヨトウ虫などが、おいしいケール
を食べにすぐやってきます。
虫がまったくつかないということは、逆に虫も食べれないほど、農薬のかかった野菜というこ
とになります。
ケールの栽培は手間がかかりますからそうした手間をいとわずにやってくださる農家と
直接の契約を結び、小規模で栽培、収穫しています。
たとえば、「フジワラの手作り青汁」の場合は、主に愛媛県の東予を中心に、ケールを栽培
しています。農家の方がこまめに見回り、手作業で虫を取っているのです。もちろん、
収穫したケールから青汁を作るときにも、十分な洗浄を行い、虫などが残らないように
しています。安心して飲んでください。
Q. ケールの葉を、そのまま食べてはいけないのでしょうか?
A. ケールはそのままでも、もちろんたべられます。しかし、小さな若葉でもかなり硬く、サラダと
ては食べにくいようです。ほうれん草などのようにゆでて、しょうゆやドレッシングで食べると
おいしく頂けます。
Q. 野菜を調理して食べるより、青汁にしたほうがよいと聞いた事があります。
それはなぜですか?
A. 健康な成人が1日に必要とする緑黄色野菜は100〜200gです。これらを生で食べようと
すると非常にかさばり、食べるのは困難です。
また、、これを調理して食べようとすると、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分が失われる
場合があります。
青汁として野菜を利用すると、量もたくさん摂れるし、栄養成分も有効に摂れるというわけ
です。
しかし、青汁がすべてということではありません。いろんな形で野菜ととっていただき、
その上で青汁を1日に1〜2パック飲んでいただければ理想でしょう。
Q. 送られてくる青汁は、すごく苦いときと妙に甘いときがあります。
それはどうしてですか?
A. 青汁の味について、年間通じてお飲みになっている方にはおわかりですが、かなり差が
あります。これは、そのものの味が変化しているということです。ケールの味の変化には2つ
の大きな要素があります。
1.季節による変化
2.ケールの成長による変化
1については、A(4月〜12月)、B(12月〜3月)、C(3月〜4月)と3つの期間におよそ分けら
れます。
Aは1日の平均気温が約10℃以上の時で、ケールは盛んに成長し、光合成も進みます。
この時の味は、甘味は少なく独特の苦味と青臭さがあり、緑色も濃くなります。
成長が速いときほどその傾向は強いようです。
Bは1日の平均気温が約10℃以下の時で、ケールの成長は気温と日照の低下により、
だんだん遅くなります。この時の味はキャベツと同じくらいに甘くなり、トロっとした感じで、
緑色は薄くなります。(この頃のキャベツはすごく甘い。)
人によっては味がおかしいと思われるかもしれませんが、これがケール本来の味なのです、
また、霜に当ると葉の色が紫色に変わってくることがありますが、キャベツも同じです。
これは、アントシアニンという色素で品質には何も問題ありませんが、青汁の色が少し褐色
がかってきます。ケールは霜や氷点下の気温に耐え、そして来るべき開花と結実のため
甘味成分を蓄えるものと思われます。
Cは冬の寒さが和らぎ、花芽が成長しはじめます。この時の味は甘味も徐々になくなり、
さっぱりした味になります。気温も日照りもまだ低いので緑色はまだ濃くありません。これは、
蓄えられた甘味成分が花芽の成長に使われたものと思われます。
2.については、ケールが苗から成長して一番最初に収穫したものと、それから2〜3ヶ月
経て最後に収穫するものとではやはり味が異なります。若いケールほど苦味と青臭さがあり、
葉の色も濃く、収穫の終わりの方は味も少しさっぱりした味になり緑色も若干薄くなるようです。
このような味の変化は、ケールが四季の変化に適応した結果と思われます。
Q. 青汁はどうして冷凍されているのですか?一度解凍したものを、また冷凍保存しても構い
ませんか?賞味期限はあるのでしょうか。
A. 青汁を冷凍するのは、搾った青汁をできるだけ新鮮な状態で皆様にお届けするためです。
青汁を解凍すると品質の劣化が始まりますので、一度解凍したものを再び冷凍保存する
ことはできません。
せっかく新鮮な状態でお届けするのですから、青汁を解凍後はできるだけ早くお召し上
がり下さい。
賞味期限は8ヶ月になっています。保存温度が一定で-18℃以下であれば1年以上
大丈夫ですが、流通過程や、家庭の冷凍庫では温度は上り気味です。皆様のお手元に
届いてからは二ヶ月くらいをめどにお召し上がりください。
Q. 1日にどのくらい飲むのがいいのでしょう。たくさん飲んでもいいのでしょうか。
また、どのくらいの期間飲めばいいでしょう。
A. 青汁は薬ではありませんので、食後にどれだけ、といった決まりがあるわけではありません。
その人がふだん食べている野菜の量にもよります。
野菜不足がちの食生活を送っている、また体調がすぐれない、風邪をひきやすいといった
症状を覚える成人の方でしたら、1日2パック以上飲用されることをお勧めします。
それ以外の方は、1日1〜2パックが理想的です。
初めて飲まれる方や、しばらく間が空いた方などは、いきなりたくさん飲むと、身体が受付ない
こともあるので、最初は少しずつ飲んで、慣れるようにしたほうがよいでしょう。
身体の具合の悪いときだけ飲んで、よくなるとやめてしまう、という人もいるようですが、
毎日継続して飲むことをお勧めします。
朝夕1パックずつというように食生活の習慣に青汁を取り入れて、規則正しく飲むのが
最もいい飲用法です。
Q. そのままではどうしても抵抗があって飲めません。混ぜものをして飲むと、効果が低下
するのではないでしょうか?
A 飲みにくいという人や、初めて飲む人などは、混ぜものをしても一向に構いません。
自分の飲みやすい方法を工夫して、とにかく毎日飲むことが大切です。
混ぜものとして多く利用されているのは、牛乳、レモン、オレンジジュース、りんごジュース
ハチミツ、酢、乳酸菌飲料、ニンジンなどの野菜ジュースなどです。どれも問題ありませんし、
栄養素が損なわれるということもありません。
青臭さが気になる方は、コップなどに移さずに、パックからストローで直接飲まれるといい
でしょう。
また、夏みかん、レモン、だいだい、すだちの皮といったかんきつ類を加えると臭みも
かなりとれます。ただし、農薬などを使用していないものをいれるように気をつけて下さい。
Q. 青汁は温めて飲んでもいいですか?
A 青汁は解凍直後の冷たい状態で飲むのが一番ですが、冬には体が冷えて飲めないと
いう方もいらっしゃいます。こういう方には解凍した青汁を湯呑かコップに移し電子レンジ
にいれて軽く温めてください。かなり飲みやすくなります。この時沸騰させたり、温めすぎ
ないよう注意してください。
Q. 私は野菜嫌いです。ビタミンやミネラル分をこれまで薬剤などで補うようにしていました。
これではだめなんでしょうか?
また、青汁さえ飲んでいれば、野菜はあまり食べなくても構わないのでしょうか。
A. 薬品としてのビタミンやミネラルは、その栄養素だけを化学合成したり、抽出したもので、
それぞれの欠乏症を対象に作られています。
しかし、実際の体の不調は、さまざまな要因が複雑に絡み合っていることが多く、
特定のビタミン不足だけが原因とは限りません。ビタミン剤だけで治るとは断言できない
のです。身体には銅や亜鉛などの微量元素も必要ですし、薬剤や健康食品などで、
身体に必要な栄養がすべて得られるということではありません。
人間の身体に必要な栄養分は、なによりバランスのよい食生活によってもたらされます。
青汁にはビタミンやミネラルが豊富ですが、微量元素もあれば、タンパク質など他の栄養
素も多く含んでいます。薬剤などと違い、身体の欲するものをたくさん与えることができま
す。
とはいえ、青汁を飲んでいれば、まったく他の野菜をとらなくていい、ということでもありま
せん。ふだんからなるべく新鮮な緑黄色野菜をとるように心掛け、それでも不足しがちな
栄養を補充するため、青汁飲んでいただきたいのです。
Q. 高血圧で心臓が悪く、医者から降血圧剤をもらっています。風邪もひきやすく、市販の
風邪薬も手放せません。こうした薬といっしょに、青汁を飲んでもかまわないのでしょうか。
A. 薬同士の併用は、相互作用を引き起こす場合もあって危険です。必ず医師の指示に従って
飲むようにすべきです。
ただし、青汁は薬ではありませんので、薬と併用しても問題は起きません。むしろ、青汁を
飲んでいると、体調がよくなり、薬の作用を助けます。
風邪をひきやすい人は、ふだんからの食生活をより緑葉食中心にし、さらに青汁を習慣的に
飲めば、ひきにくくなります。これは豊富なミネラル、ビタミンの働きで、身体の抵抗力が増
すためです。市販の風邪薬に、ビタミンが多く含まれているのもそのためです。
風邪をひいて食欲がないときなども、青汁を飲んでいれば症状は軽くなり、治りもぐんと早く
なるはずです。
Q. 特定の病気で、青汁を飲んではいけないものがありますか。
A. 腎炎の末期の方など、腎臓の機能が極度に低下した人は、青汁の飲み方に注意して下さい。
腎臓の機能が衰えると、カリウムの排泄が悪くなります。このとき青汁を大量に飲むと、血液中
のカリウムが増えて、カリウム中毒という症状を起こすことがあるからです。
けれども普通の腎炎で、カリウムの排泄に異常がなければ、青汁は病気の回復を助けます。
こうした病気を持つ人は、信頼できる医師に相談したうえで、青汁を飲んでください。青汁は
あくまでも緑黄食野菜ケールの搾り汁rですから、緑黄色野菜と同じです。医師から食事制限を
指示されていて野菜などの食べ方や、量を制限されている場合はそれに従ってください。
Q. 妊娠中ですが、青汁を飲んでも平気でしょうか?また、赤ちゃんに飲ませても構いませんか?
A. 妊娠している方でも、添加物をまったく含んでいませんから、安心して飲んでください。妊婦は、
栄養のバランスにとくに気を配らなくてはいけませんから、青汁は最適です。
しかし、青汁の苦味や青臭さの成分は、1歳未満の乳児には強すぎるかもしれません。離乳食を
食べはじめ、大人と同じものを食べ初めてから少しずつ飲ませてあげてください。
Q. 青汁には副作用があったり、ときには体に悪い反応が出ることもあると聞いたことがあります。
本当ですか。
A. 青汁を飲み始めたころ、下痢をした、便秘になった、腹痛を覚えた、ジンマシンが出た、吐いた
といった症状を訴える人がいます。
これらの人の大半は、効果を期待するあまり、いきなり大量に飲んだりして、身体がびっくりして
しまったことが原因です。少量から始めて、身体に鳴らしていくように習慣づければ、まず、この
ような症状は現れません。
また、好転反応といって、青汁が身体に慣れるまで、一時的に症状が悪化する場合があります
。これは治癒過程で出る反応ですから、そのまま続けていると、症状は消えて、体調はよくなり
ます。
有機農法で作った
フジワラの青汁
Q&A