#日産自動車、ドライバーの脳波を測定することによる運転支援技術「B2V」を開発|自動車業界のキーワードは「CASE」?


NISSAN - CONSEPT 2020 -

by Akinori YAMADA(画像:Creative Commons)




■#日産自動車、ドライバーの脳波を測定することによる運転支援技術「B2V」を開発|

日産自動車、ドライバーの脳波測定による運転支援技術を開発

(2018/1/3、日産自動車プレスリリース)

日産のB2V技術は、世界で初めて、ステアリング操作などの運転操作に関連する行動準備電位のリアルタイム検出、また、ドライバーが思い描いた運転と、実際に行われている運転が違うと感じるときのエラー関連電位(Error Related Potential)を計測可能としました。
また、本技術は、ドライバーがヘッドセットを着用することで計測された脳波をシステムが解析、判断し、自動運転に適用します。また、マニュアル運転時には、脳波によってドライバーの意思を把握すると、ドライバーが操作を開始する0.2~0.5秒前にクルマが運転操作を開始します。このことにより、ドライバーはシステムのサポートを意識することなく、スムーズに走行することができるようになります。

日産自動車は、ドライバーの脳波を測定することによる運転支援技術(Brain-to-Vehicle、B2V)に関する研究を発表しました。

ドライバーがステアリングを回す、アクセルペダルを踏むなどの操作をする直前に、脳の行動準備電位をリアルタイムで検出し、ドライバーが操作を開始する前からシステムが操作を開始することで、ドライバーの反応の遅れをカバーし、ドライバーが思い通りの運転をできるようサポートしてくれるそうです。

また、自動運転時に、脳波からドライバーの違和感を検出し、ドライバーが違和感を持たない自然な制御の自動運転にカスタマイズすることを可能にしてくれるそうです。

自動運転のことを想像すると、まったく運転に関わらないようになるのではないかと考えていましたが、日産の考え方は違ったアプローチでした。

「将来の自動運転社会では、人間はクルマをコントロールしないと考える人が多いかもしれません。しかし、この技術はその反対です。ドライバーの脳波を活用して、ドライビングをさらにエキサイティングで楽しいものにしていくのです」と副社長のダニエレ・スキラッチは述べました。「ニッサン インテリジェント モビリティの取り組みのもと、自動運転や電動化、コネクテッドカーなどの技術により、私たちはよりよい社会を実現していきます」

スポーツや音楽と同様に、字を書いたり、絵を描いたりしても、「こんなふうにかきたいけど、自分が思ってたのと違うな」というように、頭で思っていることと出来上がったものにずれがあると感じたことはありませんか?

自分の頭の中にあるイメージを外に出すというのは難しいことです。

だからこそ、デザインを学ぶ人にとって、まず大事になるのが「ドローイング」(ここでは物体を平面に描画する意味で使っています)であり、「スケッチ」(ここでは人物・風景の描写の意味で使っています)なのだそうです。

Drawing with Pencils

by {Flixelpix} David(画像:Creative Commons)

この考え方に日産の考え方は近いのではないでしょうか。

つまり、ドライバーの脳波を測定することによる運転支援技術(Brain-to-Vehicle、B2V)によって、ドライバーの違和感を学習し、頭で思い浮かぶ運転のイメージと自動運転時のイメージを近づけていくことによって、より自然で快適な自動運転にカスタマイズしていくということです。




■まとめ

クルマを一変させる「CASE」って何だ?

(2016/10/19、日経ビジネスオンライン)

結論を先に言えば、CASEは4つのキーワードの頭文字を取ったものだ。コネクティビティ(接続性)の「C」、オートノマス(自動運転)の「A」、シェアード(共有)の「S」、そしてエレクトリック(電動化)の「E」である。

独ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長は「CASEこそ業界を一変させる力を持っている」と語ったそうです。

自動車業界を見るときには、このCASEという「Connectivity(接続性)」「Autonomous(自動運転)」「Shared(共有)」「Electric(電動化)」というキーワードをもとに見ていくとよいのではないでしょうか?







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