暗号化メッセージアプリ「Telegram(テレグラム)」が仮想通貨史上最大のICO実施へ|ブロックチェーンプラットフォーム「TON」立ち上げ


【目次】




■暗号化メッセージアプリ「Telegram(テレグラム)」がICO実施へ|ブロックチェーンプラットフォーム「TON」立ち上げ

参考画像:Telegram|App Store|スクリーンショット

2億人のチャットアプリ「テレグラム」が仮想通貨史上最大のICO実施へ 来年3月までに数千億円調達し次世代ブロックチェーン立ち上げ

(2018/1/9、Cointelegraph)

同プラットフォームは「オープンネットワーク」または「テレグラム・オープンネットワーク(TON)」と呼ばれる予定で、次世代のブロックチェーン技術を採用しているという。また、TON上の仮想通貨(またはトークン)である「グラム(GRAM)」も発行する。

世界で2億人以上が使用しているチャットアプリ「テレグラム」がICOを実施し、調達額は数千億円規模ともいわれています。

ICOとは、簡単にわかりやすく言うと、仮想通貨技術を使った資金調達です。

Telegram plans multi-billion dollar ICO for chat cryptocurrency(2018/1/8、TechCrunch)で紹介されているホワイトペーパーでは4つのステージのプランが挙げられています。

「TON Services」は、分散化アプリケーションやスマートコントラクトのためのフレンドリーインターフェースを可能にするサードパーティサービスのためのプラットフォームになります。

「TON DNS」は、アカウント、スマートコントラクトサービス、ネットワークノードに人が読める名前を割り当てるサービスです。

「TON Payments」は、マイクロペイメントのプラットフォームです。

「TON Blockchain」は、マスターチェーンと2つのパワーを持つ92のブロックチェーンで構成されます。その最も顕著な側面は、スケーラビリティを達成するために「無限シャーディングパラダイム」を持つことです。

「TON Blockchain」は、「負荷の変化に対応するために自動的に分割して結合(合併・併合)する」ことができるようにすることを目指しています。

テレグラムが目指すのは、既存のユーザーベースを基に、アプリ内での送金や少額決済など新たな仮想通貨経済圏を作り出すことにあるそうです。

【追記(2018/2/18)】

Telegram has raised an initial $850M for its billion-dollar ICO

(2018/2/16、TechCrunch)

It looks like Telegram’s billion-dollar ICO has reached its first milestone after the chat app company raised an initial $850 million, according to a filing.

テレグラムはICOにより8億5000万ドルを調達したそうです。

Secretive messaging app Telegram is selling a $2 billion crypto dream — but skeptics smell a ‘ploy’

(2018/2/15、CNBC)

Telegram is raising up to $2 billion to develop a messaging and commerce platform on a new blockchain.

Tech investors are split on whether the investment is a can’t-miss opportunity or the scam of the decade.

テレグラムは最大20億ドルの資金調達を行なっており、投資家の中では、10年に一度の逃すことのできない投資機会か詐欺かに意見が分かれているようです。




■Telegram(テレグラム)とはどんなアプリ?

ところで、Telegram(テレグラム)とはどんなアプリなのでしょうか?

「200億ドルでも売却しない」-暗号化メッセージのテレグラム創業者

(2017/12/14、Bloomberg)

テレグラムは相手の名前や電話番号を知らなくても通信が可能。多くの人がそれぞれ違う基本ソフト(OS)を使っていてもチャットやさまざまな種類のファイルを共有できる。イランの4000万を含む全世界で約1億8000万のユーザーを抱え、ユーザー数は1日50万ずつ増えているという。

テレグラムは、ロシア最大のソーシャルネットワークだったVKを売却した創設者パベル・ドゥーロフ(Pavel Durov)によって手掛けられたもので、暗号化技術とプライバシー保護を主眼におくチャットアプリとして急成長しているそうで、仮想通貨コミュニティによって愛用されているそうです。

マーク・ザッカーバーグ、#仮想通貨 を #FACEBOOK のサービスにどう活用できるか研究したいによれば、マークザッカーバーグが暗号化技術と暗号通貨(仮想通貨)に関心を持っており、フェイスブックのサービスにどのように活用できるか研究したいとしていましたが、もしかすると、テレグラムが影響を与えているのかもしれません。

■スケーラビリティ問題にどう取り組むのか?

ただ問題もあるようです。

だが主要仮想通貨で成長の足かせになってきたスケーラビリティ問題にどう取り組むのだろうか。世界中の優秀なエンジニアが開発を進めるイーサリアムでさえ、本格的に処理能力を向上させ拡張していくためには数年かかるのではといわれている。

「Ethereum(イーサリアム)」の共同創設者ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)さんも「拡張性・プライバシー・効率化」の問題を解決する必要があると述べています。

ビットコインに次ぐ仮想通貨「イーサ」生みの親が語る、ブロックチェーンの理想

(2017/3/7、Forbes)

ブロックチェーンは「全コンピュータの全取引をネットワーク処理しなければならない」という特性を持つため、拡張性の問題を度々指摘されてきた。ブテリン自身も、今後の焦点に「拡張性・プライバシー・効率化」をあげており、幅広い産業にブロックチェーンを導入できるだけの拡張性向上が期待されている。

もう一つ気になるのが、「プラットフォーム」という考え方です。

プラットフォームの考え方は実に中央集権的です。

ビットコインを代表とする暗号通貨(仮想通貨)やブロックチェーンテクノロジーの中には「非中央集権化」というDNAが引き継がれています。

#ブロックチェーン とは?#BLOCKCHAIN について簡単にわかりやすく!オススメ解説動画・本【初心者向け用語集】によれば、ブロックチェーンとは、簡単にわかりやすく言うと、中央管理者を必要とせず、全ての取引履歴をみんなで共有して、世界中に点在するコンピューターにデータを置くことでお互いを監視し、信頼性のある合意に到達することで、信頼性を担保するシステム、つまり、脱中央集権化を目指すシステムなのです。

暗号通貨(仮想通貨)やブロックチェーンテクノロジーの中には「非中央集権化」というDNAが引き継がれながら、プラットフォームを目指すというのは実に矛盾した考えを持っているように感じますが、これに対してどのように取り組んでいくのか、ぼくはクリプトアナキスト──21歳の天才ハッカーがブロックチェーンにみる夢(2017/3/26、WIRED)では、ルイス・アイヴァン・クエンデさんが「ブロックチェーンの残念な状況」として嘆いていましたが、今後どのようになるのか、注目してみていきたいと思います。

→ #ICO とは?簡単にわかりやすく!|ICOとIPOはどう違うの?|トークンって何?【初心者向け用語集】 について詳しくはこちら







■ビットコイン・ブロックチェーン 初心者向け用語集

【ブロックチェーン・仮想通貨 関連記事】