ビル・ゲイツ、仮想通貨は匿名性(マネー・ロンダリングや脱税、テロ資金、薬物依存症)・投機性(ICO)の視点からリスクが高い


マイクロソフトの共同創設者ビル・ゲイツさんは仮想通貨(暗号通貨)に対してどんな意見を持っているのでしょうか?




■ビル・ゲイツ、仮想通貨は匿名性(マネー・ロンダリングや脱税、テロ資金、薬物依存症)・投機性(ICO)の視点からリスクが高い

Bill Gates. TED2011

by Gisela Giardino(画像:Creative Commons)

Bill Gates: Cryptocurrency is ‘super risky’ over the long-term

(2018/2/27、CNBC)

During a recent “Ask Me Anything” session on Reddit, the Microsoft co-founder said that the main feature of cryptocurrencies is the anonymity they provide to buyers, and Gates thinks that can actually be harmful.

“The government’s ability to find money laundering and tax evasion and terrorist funding is a good thing,” he wrote. “Right now, cryptocurrencies are used for buying fentanyl and other drugs, so it is a rare technology that has caused deaths in a fairly direct way.”

マイクロソフトの共同創設者ビル・ゲイツさんはRedditの”Ask Me Anything”セッションにおいて、暗号通貨(仮想通貨)の主な機能である匿名性はマネー・ロンダリングや脱税、テロ資金などの面で有害であるとコメントしたそうです。

現在、仮想通貨はフェンタニルや他の薬の購入に使用され、テクノロジーが直接的に死に関わることは珍しいことであると批判しています。

【仰天ニュース】オピオイド鎮痛剤の依存症!タイガー・ウッズも悩まされた!によれば、オピオイド鎮痛薬は慢性的な痛みを抱える患者にとっての救いであった一方で、中毒性があることから依存症が問題となっており、フェンタニル(fentanyl)はオピオイド鎮痛剤の一つです。

また、ICOといった仮想通貨を取り巻く投機の波は「スーパーリスク」であるともコメントしています。

ビル・ゲイツ氏、ビットコイン投資は“大馬鹿理論”によるもの

(2018/5/8、ITmediaニュース)

ビットコインへの投資は生粋の“大馬鹿理論”によるものだ――米Microsoftの共同創設者であるビル・ゲイツ氏は5月7日、米CNBCのインタビューに応じ、ビットコインに対する否定的な見解を示した。

 もっと容易にできるのであれば、ビットコインを空売りするだろう――と、ゲイツ氏は言う。

以前のコメントと変わらず、ビットコインに対して否定的な意見を持っているようです。

■ビル・ゲイツさんは仮想通貨のすべての可能性を否定しているわけではない!

ただ、ビル・ゲイツさんのこれまでの動きを見ていると、仮想通貨のすべての可能性を否定しているわけではないと思います。

Bill & Melinda Gates Foundation Releases Open-Source Software to Support Efforts that Expand Access to Financial Services in Developing Countries

(2017/10/16、ビル&メリンダ・ゲイツ財団)

Mojaloop was created by the Gates Foundation’s Level One Project, which is aimed at leveling the economic playing field by crowding in expertise and resources to build inclusive payment models to benefit the world’s poor. Alongside Mojaloop’s development, the project also brought together four mobile systems companies—Ericsson, Huawei, Telepin, and Mahindra Comviva—to develop an Open API for mobile money interoperability. These APIs will allow mobile money providers to integrate seamlessly with Mojaloop and products built from it.

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、開発途上国の金融サービスにアクセスすることができない(銀行口座を持たない)貧困層のために、デジタル金融サービスにアクセスするのを助ける決済プラットフォームを作成するためのRipple(リップル)の技術を利用したオープンソースソフトウェアMojaloopをリリースしています。

また、このプロジェクトでは、エリクソンやファーウェイ(華為技術)などモバイルシステムメーカー4社がオープンAPIの開発に参加しています。

つまり、ビル・ゲイツさんの意見は、仮想通貨に使われているテクノロジーには関心を持ちつつも、「匿名性」には問題があるのではないかというものなのではないでしょうか。




■金融やITに関わる著名人が仮想通貨について様々なコメント

金融やITに関わる著名人が仮想通貨について様々なコメントを寄せています。

「バフェット氏、仮想通貨『悪い結末を迎える』」について考えてみた(2018/1/11)で取り上げた投資会社バークシャー・ハザウェイ(Berkshire Hathaway)を率いるウォーレン・バフェット(Warren Buffett)さんはCNBCのインタビューで「仮想通貨はおおむね悪い結末を迎えると、私はほぼ確信を持って言える」とコメントしたものの、仮想通貨が最新の注目分野であることは否定しなったそうです。

マーク・ザッカーバーグ、#仮想通貨 を #FACEBOOK のサービスにどう活用できるか研究したい(2018/1/5)で取り上げたFacebookのCEOマークザッカーバーグさんが2018年1月5日に投稿した新年の抱負では、テクノロジーの世界での問題として、中央集権と非中央集権の問題を取り上げ、そのトレンドに立ち向かう暗号化技術と暗号通貨(仮想通貨)に関心を持っており、フェイスブックのサービスにどのように活用できるか研究したいとしています。

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JPモルガン・チェースのダイモンCEO、「ブロックチェーンは本物」ビットコイン批判を後悔(2018/1/10)によれば、米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン(Jamie Dimon)CEOはビットコインは詐欺だと発言した過去のコメントに後悔していると語り、「ブロックチェーンは本物だ」とフォックス・ビジネスとのインタビューに答えたそうです。

仮想通貨に対する関心は高いものの、慎重な姿勢を見せたり、否定的な立場をとっていたり、否定的な立場を改める人もいたりと様々です。

自分たちにとっての味方となるか、敵となるかわからないテクノロジーに対しては、プロジェクトに関わって、その実態に触れながら、見極めていく姿勢が重要なのではないでしょうか。

→ なぜビル・ゲイツの1999年の予測は的中したのか?|ネットワークの視点から考えてみた! について詳しくはこちら







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