「Blog」カテゴリーアーカイブ

Googleが「Google Fit」発表|Androidでウェアラブルガジェット+アプリと健康管理をつなぐ

参考画像:ギズモード・ジャパン




Androidでウェアラブルと健康管理をつなぐ。 グーグルが「Google Fit」発表

(2014/6/26、ギズモード)

グーグルはGoogle I/Oでフィットネス・トラッキング・サーヴィス「Google Fit」を発表しました。アップルが先日発表したHealthKitと真正面から対抗する構えです。

Google Fitはさまざまなフィットネス系アプリから収集した活動データを簡単に解析できるようにしてくれます。Google FitのAPIを利用すれば、フィットネス系アプリやデヴァイスがシームレスにデータを共有することができ、Google Fitでデータを集約します。

先日、APPLEが健康管理アプリ「ヘルスキット」で健康分野に進出というニュースをお知らせしましたが、今回はGoogleが「Google Fit」というフィットネスアプリから収集したデータを解析するサービスを提供するそうです。

今回のGoogleが提供したサービスは、ウェアラブルフィットネスガジェット+アプリと健康管理をつなぐ役割を果たすのではないかと期待されますが、BussinessWeekのインタビューで、グーグルのAndroid部門を率いるスンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)が語っていることがGoogleの考えであるならば、健康に対して本当に考えているのかは疑問を感じます。

人々が最低1年に1回心拍数や血圧を測るために医者を訪問するのはクレイジーだ。これらの健康データはもっともっと頻繁に収集されるべきだし、さらに有効的な活用方法があるはずだ」

本当に常に健康データを収集する必要があるのでしょうか。

健康データを集めれば健康になれるわけではないでも書きましたが、人は楽しい時には健康(病気を含む)については考えないものです。

本当に健康のことを考えるのであれば、どのようにしたら健康になれるかについてフォーカスを当てるのではなく、健康のことについては意識することないライフスタイルにするにはどうしたらよいかにフォーカスを当てるべきではないかなと思うのです。

ストレスのかからないライフスタイルになれば、結果健康でいられる(健康に対する不安を感じない)のであって、健康データを集めれば健康になれるわけではないのです。







【関連記事】

やる気と線条体の関係|エッチな動画を見過ぎると脳の線条体が小さくなる!?

2014年6月25日放送予定のNHKためしてガッテンでは、やる気と脳の関係について取り上げるということから、少し調べてみたところ、やる気には脳の「線条体」が深く関わっているそうです。

 

【男性注意】官能的な映像ばかり見ていると脳が小さくなるかもしれないとの研究結果

(2014/6/3、ロケットニュース24)

するとポルノを頻繁に見る人の脳は、やる気と深い関わりがある “線条体” という部位が小さいことが判明したのである。そして線条体が小さいと性的刺激を感じづらく、ポルノ映像を見ている時、線条体の活動が鈍くなっていたことも確認された。

またポルノ鑑賞量が多い人は、線条体だけでなく、決断力と行動力をつかさどる前頭前皮質の活動も減少していたのだ。この研究でポルノの見過ぎは、脳サイズと性的刺激に対する脳活動の減少に関連することが初めて明らかになったのである。

記事によれば、ドイツのマックス・プランク人間発達研究所のシモーン・クーン氏率いる研究チームが調査したところによると、「ポルノを頻繁に見る人は、脳の線条体が小さく活動が鈍い」ということがわかったそうです。

 

エロ動画を見過ぎたオトコの脳内はかなりヤバいことになっている!? 

(2014/6/23、All About)

線条体は、脳の真ん中にある神経の塊で、運動の調節や姿勢、筋肉の緊張を調整する大脳基底核の1つです。線条体には、脳全体の情報、つまり、みなさんが実際にしている行動と心に思い描ける行動の情報が集まってきます。

人間は、脳が興奮したときに出る「ドーパミン」が線条体に分泌され、刺激を起こし、その線条体に集まる情報に応じて行動します。私たちの行動の動機付けはある意味、ドーパミンが左右しているといっても過言ではありません。

AVの見過ぎで線条体の体積が小さくなると、ドーパミンが出にくくなってしまいます。すると、ドーパミンが得にくくなる私たちはやる気が失われたり、満足感を得られなくなってしまうかもしれません。

このような現象を、心理学的には「馴化(じゅんか)」といいます。

この記事の仮説では、AVを見過ぎると、刺激がなくなり、飽きてしまうという馴化が起きているのではないかというものです。

そして、線条体が小さくなると、ドーパミンが出にくくなり、やる気が失われるのではないか、と。

ここで心配なことがひとつ。

線条体は、やる気と深い関わりがあることから、最近良く言われるやる気が感じられない人が多いというのは、もしかするとこのことが関係しているのかもしれません。

ただ、クーン氏によれば、そう単純なことではないようです。

ポルノを見過ぎて線条体が縮小するのか、生まれつき線条体が小さい人がポルノをたくさん見るのか、どちらが先なのか明確ではないという。

記事の中でも、「鶏が先か卵が先か」という表現をしていますが、まだまださらなる研究が必要なようです。

クーン氏も

「頻繁に繰り返す行動が、人間の脳構造や機能を作るのです」

というようにいっていることからも、人間は習慣によって脳の構造は変わると言われています。

だからこそ、ポルノを見るから線条体が小さくなるのか、それとも線条体が小さいからポルノを見るのかについては長期的な研究が必要なのですね。

【線条体 関連記事】

世界的にタンパク質需要が高まっている!?

Untitled

by William Andrus(画像:Creative Commons)




食品業界の買収、世界のタンパク質需要が後押し

(2014/6/11、WSJ)

北京からボストンまで、世界中で肉や乳製品の消費が増えている。

<中略>

新興国では、豊かになった消費者が肉の摂取を増やし、子どもにより多くの乳製品を与えている。米国では健康志向の消費者が、パンやシリアルなどの炭水化物を減らし 肉、ヨーグルト、卵といった動物性タンパク質を増やしている。

記事によれば、世界的にたんぱく質需要が高まっているそうです。

ひとつは、豊かになった新興国の消費者が肉や乳製品の摂取を増やしていること、もう1つは、健康志向の高まりで炭水化物を減らし動物性タンパク質を増やしていることが挙げられています。

世界的なタンパク質需要の高まりが、農業のあり方を変え、そして食品業界の買収にも影響を与えているそうです。

米食品加工大手タイソン・フーズが77億ドル(約7900億円)で食品大手ヒルシャー・ブランズの買収を計画する背景にも、タンパク質に対する需要の高まりがある。

<中略>

タンパク質需要の増加は、世界中の農家が食肉のほかトウモロコシや大豆など穀物飼料の生産を拡大する要因にもなっている。

世界的な健康志向の高まりと新興国の経済成長、増え続ける世界人口、干ばつを含む自然災害などによって、食べ物の価格はこれから大きく変動することが予想されます。

まだまだ先のことだと思っていましたが、食料問題はもうすぐそこにあるのかもしれません。







【関連記事】

人は集団になると非倫理的になることがある!?

Shibuya Crossing

by Dick Thomas Johnson(画像:Creative Commons)




人はなぜ集団では非倫理的になるのか?

(2014/6/18、WIRED)

なぜ人間は集団で行動すると、恐ろしい行為に走りやすいのだろうか。

集団になると、一人ではありえないような行動をしてしまうということがあります。

この疑問に答える説は大きく3つに分けられるそうです。

第1は、「われわれ」の利益のために「彼ら」を犠牲にして行動するのは「合理的」だから、という説明。

第2は、集団のなかに入ると、人間は匿名的な存在になり、個人の責任がごまかしやすいから、という説明。

第3は、集団になると、個としての自己意識や、自分なりの道徳観念が薄れるから、という説明だ。

<中略>

マサチューセッツ工科大学(MIT)、カリフォルニア大学バークレー校、カーネギーメロン大学のチームはこのほど、この第3の説についてもう少し詳しく見ることにした。その結果、われわれは集団になると、「倫理と関係する脳の領域」の活動が鈍るらしいことが明らかになった。

今回紹介した記事によれば、集団になると倫理と関係する脳領域の活動が鈍ってしまうそうです。

集団で行動すると、恐ろしい行為に走りやすいのはなぜかの説明には当たりませんが、「服従実験とは何だったのか スタンレー・ミルグラムの生涯と遺産」(著: トーマス・ブラス)で書かれている有名な服従実験によれば、権力が社会的圧力を加えているような状況では、私達が持っている道徳概念などはたやすく踏みにじられてしまうということがわかります。

常日頃は、悪意もなく異常でもない人が、権威のある人に命じられたり、社会的圧力があるときには、非道徳的で非人間的な行為を行うことがありうるのです。

もう一つ、「服従実験とは何だったのか スタンレー・ミルグラムの生涯と遺産」(著: トーマス・ブラス)で書かれた実験の中には、集団という存在がどのようにして強力な社会的な磁石になっていくかという実験が紹介されています。

服従実験とは何だったのか―スタンレー・ミルグラムの生涯と遺産

新品価格
¥5,616から
(2017/3/30 10:49時点)

何人かの人がビルの窓を見上げている。

すると通行人が真似して窓を見上げる。

そして、それは、刺激となる集団のメンバーが多くなるにつれて、真似する人も増える。

この実験は単純なものだが、人の本質や社会的生活とは何かということについての基本的な真実を明らかにしてくれている。

それは、複雑な私達の世界を切り抜けていくために、他者の行動が情報源となっているということである。

ここでミルグラムが行った屋外実験の目的は、人がレミングのように盲従して行動するということを示すところにあるのではない。

そうではなくて、こうした模倣が合理的なプロセスであり得るということを示すのが目的である。

この実験では、他者の行動を情報源にし、模倣をすることが合理的なプロセスであることを示しています。

こうした意見を参考にすれば、人は集団という社会的圧力により、または集団の行動を模倣してしまうことによって、非道徳的な行動をとってしまうことがあるのではないでしょうか。







ビル・ゲイツ財団が出資した次世代コンドームの新素材「超高強度ヒドロゲル」とは?




参考画像:GIGAZINE

先日「次世代コンドームの研究費用に10万ドルあげます」ービル・ゲイツ財団というニュースをお伝えしましたが、実際に出資された研究チームによって開発が行われているようです。

ビル・ゲイツが出資した肌のような快感を保つ次世代コンドームの新素材「超高強度ヒドロゲル」とは?

(2014/6/10、GIGAZINE)

ビル・ゲイツの財団は快感を保つ「次世代コンドーム」の開発に100万ドル(約1億円)の出資援助を行うことを発表しており、すでにいくつかのプロジェクトが10万ドル(約1000万円)の出資を得ています。オーストラリアにあるウーロンゴン大学の研究チームもその1つで、「見た目も使用感も、まるで本物の肌のようだ」という新素材コンドームを開発中です。

<中略>

ウーロンゴン大学の研究チームは「男性はコンドームを使いたがらない」という問題を解決すべく、新素材である「超高強度ヒドロゲル」を使用したコンドームを開発中。この素材を使うと「本物の肌のような見た目で、何もつけていないような感覚」で使用できるコンドームが作れるとのこと。

今回のプロジェクトの考えのもとになっているのは、「男性がコンドームを使いたがらない」という問題があり、その問題を解決すれば、HIVの感染率を下げることができるのではないかというものです。

2012年の記事ですが、世界のエイズ感染3400万人と言われており、また、2011年の国内のエイズ発症者は過去最多を更新したそうです。(2011年のエイズ発症者、過去最多

防ぐことができる可能性を高めるためにもこうした研究が重要なんですね。







【関連記事】