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ポビドンヨードのうがい薬で新型コロナの重症化抑制と大阪府が発表




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参考画像:イソジンうがい薬|スクリーンショット

少しでも新型コロナウイルスになりたくない私たちにとって気になるニュースであることは間違いありません。

ただ大事なのはポビドンヨードを含むうがい薬でできるのは唾液中のウイルスが減るということであり、なぜ重症化抑制効果があるのかはわかりませんが、一つ可能性があるとしたら、アンジオテンシン変換酵素(ACE)2という受容体は呼吸器や鼻腔、口腔、腸管など全身の臓器の細胞に存在しており、ウイルスが細胞の受容体とぴったり合うと侵入・増殖し、炎症が起きると、嗅覚や味覚の異常、血管の内皮細胞に血栓ができて脳梗塞が起きるケースが考えられるといわれています。

つまり、口腔内をポビドンヨードを含むうがい薬でうがいをすることで、ウイルスと細胞の受容体が合うことを予防することにつながるのではないか、という仮説が立てられるわけです。

また、以前YouTubeで公開されて現在は削除されている「日本感染症学会学術講演会 COVID-19シンポジウム」(2020/4/18)のスライドによれば、唾液が感染源の可能性があり、上気道のウイルス排出量は重症度ではなく年齢に依存(高年齢ほどウイルス量は多い)、症状が出る2日ほど前から直後にかけて、感染者の上気道で増殖するウイルス量が最も多くなるということから、唾液に何らかの予防をすることによって、感染拡大予防ができるのではないかという推測もできます。







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一定の濃度以上の次亜塩素酸水が新型コロナウイルスの消毒に対して有効であることを確認




新型コロナウイルス対策 「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項
新型コロナウイルス対策 「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項

参考画像:新型コロナウイルス対策 「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項|スクリーンショット

新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告をとりまとめました。~物品への消毒に活用できます~(2020/6/26、NITE)によれば、一定の濃度以上の次亜塩素酸水(有効塩素濃度35ppm以上)が、新型コロナウイルスの消毒に対して有効であることが確認されました。

また、モノのウイルス対策をする場合の注意事項として、アルコール消毒と違い、汚れ(有機物:手垢、油脂等)をあらかじめ除去した後、十分な量の次亜塩素酸水で表面をヒタヒタに濡らし、20秒ほど置いた後きれいな布やペーパーでふき取る必要があります。







「新しい生活様式(ニューノーマル)」の実践例とは?|新型コロナ専門家会議




「新しい生活様式」の実践例とは?行動変容を促す仕組みが欠かせない!|新型コロナ専門家会議
「新しい生活様式」の実践例とは?行動変容を促す仕組みが欠かせない!|新型コロナ専門家会議

unsplash-logoMichael Amadeus

新型コロナウイルスに関する政府の専門家会議は、感染拡大防止と経済活動の両立を目指すための「新しい生活様式」について議論し提言を行ないました。

【参考リンク】

これまで行動変容の継続の難しさを学んできただけに、これだけの行動変容を促すことが本当にできるのか疑問です。

人の行動を変えるというのは大変なことで、人間の行動の約40%は習慣なんだとか。

あらゆる行動の一つ一つを決定してしまうと、「決断疲れ」を起こしてしまうため、人は習慣によって自動化された行動を行なっているのです。

リツイートはあなたの決断力を疲労させ、誤った決定を行なってしまう原因になる!?によれば、認知的疲労とは、精神的に疲れる作業をしてエネルギーを使い果たした時に、認知力(特に注意力)が減少した状態であり、私たちの持つ認知力(特に注意力)は筋肉を使えば疲れるように、使えば使うほど消耗してしまうのです。

人間の多くの行動は自動化された行動、つまり習慣によるものであり、行動を変えてもらうためにはこの習慣を変える必要があるわけです。

「新しい生活様式」はかなりの不自由を感じてしまい、ストレスを感じる人がほとんどでしょう。

だからこそ、「新しい生活様式」をサポートしてくれるグッズやサービスの導入が欠かせないですね。

行動変容を促す取り組みとして、今注目をしているのが「広告医学」という考え方です。

広告医学の視点から考えると、ただゲームをしているだけなのに「治療アプリ」の役割を行なっているアプリがあります。

それが位置情報ゲームの「Pokemon Go」です!

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by Robert Couse-Baker(画像:Creative Commons)

ポケモンGOはポケモンを集める行為を楽しむ位置情報ゲームですが、ポケモンを集めるという動機を基に、自然と歩くという行動を促しているのです。

【関連記事】

スマホゲームは「脳の報酬系」についてよく考えられていて、このアイデアを健康寿命を延ばす対策が使えるのではないでしょうか?

Pokemon Goは歩くことでポケモンというご褒美がもらえるゲームであり、またほかにも歩くことで暗号通貨という報酬がもらえるゲームもあり、この発想を活かせば、よりよい行動変容を促す「治療アプリ」の可能性が出てくるのではなないでしょうか?

例えば、各保険会社が統一する治療アプリを開発し、「新しい生活様式」を実践した人ほど税金がキャッシュバックしたり、買い物に使えるポイント(コイン)を発行するというアイデアがあると、少しだけポジティブな気持ちで取り組めるのではないでしょうか?

ぜひ行動変容を促すためにも、広告医学やスマホゲームの考え方を取り入れてほしいですね。

→ 『世界が元に戻ったらしたいことまとめ(コロナが終息したら、みんなは何したい?)』が人気!「新しい生活様式」を「オープンエア」の発想で楽しもう!







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海藻の「アオサ」にヒトコロナウイルス増殖抑制効果を確認 |新型コロナウイルスでの効果にも期待|中部大学




海藻の「あおさ」にヒトコロナウイルス増殖抑制効果を確認 ─新型コロナウイルスでの効果にも期待─ (河原敏男教授、林京子客員教授ら)

(2020/2/20、中部大学)

これらの実験データから、研究チームはラムナン硫酸が、ウイルスのエンベロープ中のタンパク質が生細胞へ付着しようとするのを阻害する、腸管に集中する免疫細胞を活性化して抗体の産生を促進する2つの効果を持つとみている。

ラムナン硫酸は、体内で常に異物と認識されて免疫細胞を元気づけるため、ウイルスがやってきた時には素早く抗体を作り出すことができ、しかもそのウイルスがどのような種類であっても対応できるという特性を持っているという。

中部大学生命健康科学部の河原敏男教授と中部大学大学院工学研究科の林京子客員教授らによる共同研究によれば、海藻の「あおさ」にヒトコロナウイルスの抗体を増やす効果があることを確認したそうです。

以前取り上げた記事によれば、しょうゆ(上澄み)やマイタケ由来タンパク質「ナカノリ」、プラズマ乳酸菌にインフルエンザウイルスの増殖夜成功効果や症状抑制効果があることを紹介しました。

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現時点でワクチンが見つかっておらず、数か月後に新型コロナウイルスが沈静化した場合にも、今後も新型(誰も免疫を持っていない)のインフルエンザで同様のことが起こることが予想されます。

そのためにも、感染を予防することは難しいわけですから、いかに重症化を防ぐかに注力した研究を進めることが重要になってくるのではないでしょうか?