> 健康・美容チェック > コレステロール > コレステロールは過剰摂取を心配する栄養素ではない|米食事指針諮問委員会
by Juhan Sonin(画像:Creative Commons)
米厚生省と農務省が設置した「食事指針諮問委員会」は、コレステロールは過剰摂取を心配する栄養素ではないという見解を発表しました。(2015/2/20)https://t.co/ZG1aUuQuGd pic.twitter.com/UltL7QDhiW
— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年2月20日
コレステロール制限必要なし=食事摂取で新見解―米当局
(2015/2/20、時事通信)
健康維持のため食事による取り過ぎには注意が必要とされているコレステロールについて、米当局は19日、摂取量を制限する必要はないという新たな見解を発表した。「コレステロールは過剰摂取を心配する栄養素ではない」と明言している。
米厚生省と農務省が設置した「食事指針諮問委員会」は、コレステロールは過剰摂取を心配する栄養素ではないという見解を発表しました。
コレステロールを下げる医療を推進する他の学会に対して、ガイドラインを改めるように緊急提言-日本脂質栄養学会によれば、脂質栄養学会はコレステロールの上限値を決めることは良くなく、コレステロールを下げるための投薬こそが健康にとって良くないと、コレステロールの上限値を定めているその他の学会のガイドラインを改めるように提言を行いました。
以前紹介した高コレステロール=長寿、脂質栄養学会が指針(2010年)によれば、脂質栄養学会は、高コレステロールの方が長生き(コレステロールが高いほど死亡率が低かったとの大規模研究)であることやコレステロールを下げる薬を服用しても心臓病の予防効果は見られないとする海外の近年の研究から指針をまとめていました。
コレステロールに関しては、あまりにも悪者というイメージがつきすぎている印象がありますが、コレステロールは細胞膜を作る原料であったり、筋肉を作るホルモンの材料であり、体にとって欠かせないものです。
高コレステロールは健康にいい?悪い?でも書きましたが、若い女性の中には、ダイエットのために、動物性食品や油脂類を摂取することを過剰に避けたりする人もおり、また高齢者になると自然と動物性たんぱく質や油脂をとらない食事をしてしまい、低栄養になってしまう人がいるようです。
コレステロールは全く必要ないものではなく、体にとって必要な栄養です。
現在のところ、意見がわかれている段階ですので、ぜひしっかりと調べてもらいたいですね。
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公開日時: 2015年2月20日 @ 14:02