「神戸医療イノベーションフォーラム2015 #KMIF」から学ぶ未来の医療・健康のヒント


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by peteselfchoose(画像:Creative Commons)




2015年2月8日に行われた「神戸医療イノベーションフォーラム2015」の様子がTwitterで紹介されており、その中にこれからの医療のヒントとなりそうなことが多くツイートされていましたので、ピックアップしてみました。

 

■移植と3Dプリンター

杉本真樹氏(神戸大学大学院 医学研究科内科学講座 消化器内科学分野特命講師)

3Dプリンタを活用した臓器作製・移植が注目を集めています。

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■骨折の治療から着想したあらたな再生医療とバイオ3Dプリンタの開発(佐賀大学で細胞3Dプリンター作った中山攻一さん)

中山功一/佐賀大学大学院工学系研究科先端融合医工学教授)

■空気圧駆動を用いた手術支援ロボットシステム

手術支援ロボットシステムのダヴィンチには触った感触がないという課題があり、それを空気圧駆動で感触を操作者の手に伝える技術が開発されているそうです。

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【追記(2015/7/9)】

■仮想力覚提示デバイス「Traxion」

ARの次は『拡張人間』 東大 暦本純一教授の世界

(2015/7/3、Sensors)

「Traxion」は、すごい力で押されたり、引っ張られたりするような「力」を体験できる装置なのだそうです。

他人の「触覚」を伝達することができることによって、医学に活用されるようになるかもしれません。

 

■視覚障害者を情報障害から救うiPad・iPhoneの実践活用法

三宅琢/眼科医 神戸理科学研究所客員研究員

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■スマホ連動歯ブラシ

歯みがきの癖がゲームを活用して直すというのは面白いやり方。

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■人工知能

センサーを活用して人工知能が病名や処置を行う時代になるかもしれないそうです。

 

■欧米の最先端ガジェット

■認知症

「地域包括ケア次代に求められる医療者・患者の意識改革」

遠矢純一郎/桜新町アーバンクリニック 院長

認知症の高齢者は2025年には730万人と推計|認知症に役立つ食べ物と生活習慣によれば、10年後には認知症は730万人と推計されるそうです。

認知症にならないような生活習慣に取り組むとともに、認知症の人を受け入れる社会の仕組みづくりが重要になってくるのではないでしょうか。

 

■「佐賀県 IT 救急医療から学んだ3つの変革」

円城寺雄介/佐賀県統括本部情報・業務改革課主査 総務省ICT地域マネージャー

先日放送されたTBS「夢の扉+」で紹介された全国で初めて救急搬送時間の短縮をもたらした救急医療情報共有システムについてです。

 

■まとめ

こうした取り組みを一つ一つ見るのではなく、それぞれをランダムに組み合わせると思いもよらぬアイデアが生まれるものではないでしょうか。

同じ情報を見ていても、人によっては全く違う発想をするものです。

こうした情報を専門家だけでなく、一般の人が知ることによって、また、別のアイデアが生まれることを期待します。