ARダイエット|拡張現実で満腹感をコントロールできるようになる!?


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■ARダイエット|AR(拡張現実)で満腹感をコントロールできるようになる!?

Samsung Gear VR

by  Maurizio Pesce (画像:Creative Commons)

ARダイエット:脳をだまして感情をコントロールする研究

(2015/3/9、WIRED)

東京大学大学院教授の廣瀬通孝(情報理工学系研究科)が率いる研究グループはAR(Augment Reality:拡張現実)の技術を使って、満腹感を操作する研究に取り組んでいる。

専用のゴーグルを装着して食品を見るとサイズが実物より大きく見え、さらに「rigid MLS method」(輪郭の情報を使わずに、画像内の物体をうまく変形する)というシステムを利用することで、食品をつかんだ手のサイズは一定のまま保てるという。つまり、食品だけが拡大でき、その錯覚により実際に食べた量よりも強い満腹感を得られるというのだ。

これにより満腹感を操作。食品の見た目の大きさを1.5倍にしたとき、その摂取量を10%程度減らすことができた。ちなみにこの技術は食べ物を小さく見せることもでき、その場合は実際の大きさの時よりも摂取量が増える結果になった。

東大教授が「ダイエットめがね」を開発(2012/4/5)によれば、食べているものを大きく見せかけることで、満腹感を感じさせ、食欲を抑える「メガネ」を、東京大学の広瀬通孝(みちたか)教授らのチームが開発したそうです。

開発されたのは、お菓子などを手でつかんで食べる時に、手の大きさはそのままで、食べ物の見た目だけを自在に変化させる映像処理システムです。

実験によれば、食べ物を大きく見せた場合は食べた量はメガネをかけていない時より減少し、食べ物を縮んで見えるようにした場合は、食べた量は増えたそうです。

「満腹感も、おなかの中が食べ物で満たされている感覚とだけ思いがちなのですけど、そうではありません。満腹感はさまざまな情報・感覚に由来するのです。実際におなかの中に入ってくる感覚をつくろうとすると、技術的にすごく大変ですが、視覚的な情報は比較的簡単に操作することができます」

今回のキーワードは、「拡張満腹感」。

満腹感はおなかの中が食べ物で満たされている感覚というだけではなく、様々な情報・感覚に影響されているのです。

例えば、ダイエットは小さな食器とカラーコーディネートで、米研究で紹介した米コーネル大学(Cornell University)の研究チームが行った実験で、小さくて料理と合わない色の食器を使うと、盛り付ける食べ物の量が9~31%減ったそうです。

このアイデアを活用したのが、テーブルトップ型拡張満腹感システムです。

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両方とも同じ量のパスタが盛られている。皿が小さくなれば、盛られている量が多くなったように感じる。©NHK 2015

参考画像:WIRED

また、廣瀬らは、ゴーグルを使わないでも食べる量をコントロールするシステムも開発している。「テーブルトップ型拡張満腹感システム」だ。しくみはいたってシンプルだ。食品の周りに投影するバーチャルな皿の画像サイズを大小に変えることにより、食品のボリューム感を錯覚させるのである。

大きな皿を使うと食べ物を皿いっぱいに盛り付けなければと思ってしまったり、また、皿の上のものは残さず食べるようにしなければならないと子供のころから教えられた人もいると思います。

このシステムは、バーチャルな皿の画像サイズを変えることで食品のボリューム感を錯覚させ、その錯覚を利用して食べる量をコントロールしようというものです。

将来的には、満足するように食べたとしても、脳を錯覚させて食べる量をコントロールするシステムによって、太りにくいようになるかもしれません。




■まとめ

『スイッチ!「変われない」を変える方法』(チップ・ハース&ダン・ハース)でも、

変革のアイデアを具体的な行動へと置き換えない限り、変化を導くことはできない。

活動を生み出すには、明確さと具体性が必要だ。

と書かれています。

「健康的な生活をする」ということは、いいことであっても、目標が不明瞭であり、やることが大変難しいものです。

そのため、『スイッチ!「変われない」を変える方法』(チップ・ハース&ダン・ハース)の中でダイエットする方法として紹介されていた「食器サイズを制限する」という方法もいいかもしれません。







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