by L.C. Nøttaasen(画像:Creative Commons)
カロリー30%オフで寿命が延びる? 健康長寿の最前線━━ミドルエイジ解体新書
(2011/9/15、GQ)
今、アンチエイジングの世界で話題になっているのが、サーチュインという長寿にかかわる遺伝子だ。
人間を含む多くの生物がもち、普段は眠っているというこの遺伝子にスイッチが入ると、さまざまな老化要因が抑制されて加齢に伴う疾患も減り、寿命が1.5~2倍伸びるといわれている。
そのスイッチは摂取カロリーを約30%抑えることで入るというのが通説だが、腹七分目は実践するにはハードルが高い。
NHKでも取り上げられていました「サーチュイン」という長寿遺伝子。
長寿遺伝子にスイッチを入れると、寿命がのびると言われ、そのスイッチはカロリーを30%抑えることで入ると言われていますが、実践するのは難しいですね。
そこで、今注目されているのが、レスベラトロール(resveratrol)というサプリメントです。
レスベラトロールは、ブドウの皮などに含まれるポリフェノールの一種。
哺乳類も対象に含めた実験では、これを摂るとカロリーを約30%減らしたのと同等の効果が見られ、さらに長寿遺伝子の発現にも作用することが種を超えて確認されたという。
レスベラトロールを摂るとカロリーを30%減らしたのと同等の効果があることが確認されており、長寿サプリメントとして注目されています。
【関連Tweet】
Twitterをみてみると、レスベラトロールはアメリカでは1500円ほどで売られているそうです。
レスベラトロール30カプセルで19.99ドル(約1540円)なりatホールフーズ。
— 田村耕太郎 (@kotarotamura) 2011年8月13日
レスベラトロール30カプセルで19.99ドル(約1540円)なりatホールフーズ。
アンチエイジング医療に取り組む澤登雅一医師が健康長寿のためのアドバイスを行っています。
「しかし健康長寿のためには、ただレスベラトロールのサプリを飲めばいいというものではないですね。大事なのはまず過剰なカロリー摂取を控えて運動をし、生活習慣を変えること。そのうえでサプリを飲むのが最も効果的です」
「むやみにカロリーを制限すると、必要な栄養も減ってしまう危険性があります。実験は栄養素を減らさず、カロリーだけを厳密に減らして行っていますから。長寿遺伝子は運動することでもスイッチが入るので、まずは運動ですね」
レスベラトロールを摂れば長寿になれるというものではなく、やはりカロリーを控えることや運動をすることとなど生活習慣を見直し、それに加えてサプリメントを飲むのが最も効果的なようです。
また、むやみにカロリー制限をすると必要な栄養素の摂取ができないおそれもあるので、注意が必要なようです。
長寿遺伝子は運動することでもスイッチが入るということなので、運動していない人は、運動を始めることが長寿に繋がりそうです。
今回の記事には、もう一つ気になるポイントがありました。
現代は土壌の変質などで、野菜に含まれる栄養素も激減しているという。
それを補うのがサプリの第一の役割なのだ。
土壌が痩せていることによって、野菜に含まれる栄養素が激減しているそうです。
昔であれば少しの量で済んだのですが、昔に比べると必要とされる野菜の量が増えているという話を聞いたことがあります。
そのため、うまくサプリメントを活用していきたいところです。
P.S.
不老長寿は人類の夢のひとつだが、そもそも人間とは約120年も生きられる素質をもった生物だ。
元記事でもかかれており、一般的な認識でも人間は120歳まで生きられる素質があると思っていましたが、以前こうしたTweetをみて驚いたことがあります。
【関連Tweet】
今は臓器再生で500歳いや1000歳まで計算上は可能性あるようです。猿の寿命はすでに60%アップに成功。日本人男性なら128歳??@seiichikanise 人間の限界寿命は120歳という説あり
— 田村耕太郎 (@kotarotamura) 2011年8月29日
人間はますます長寿になる可能性を秘めているのかもしれません。