by Daniel M Viero(画像:Creative Commons)
ブラジルで糸こんブーム 「痩せる」と女性客殺到
(2012/4/10、msn産経)
肉中心の食生活で肥満や糖尿病が社会問題化しているブラジルで「ダイエットに効く」と、糸こんにゃくや、しらたきがブームになっている。サンパウロやリオデジャネイロでは、売り切れが続出している。
ブラジルではダイエットに効くとして、糸こんにゃくやしらたきがブームなのだそうです。
以前ブラジルに関連する記事を幾つか取り上げましたが、ブラジルの人は「やせたい」願望が強く、また実際に肥満の人が多いそうです。
米誌リーダーズ・ダイジェストは11日、全世界16カ国の1万6千人を対象に行ったダイエットに関する調査結果を発表。
米国、インドなど9カ国で過半数の人が「やせたいと強く感じている」と回答、トップはブラジルの83%、2位がインドの68%。
<中略>
調査結果ではダイエット願望は女性の方が強く、ブラジルでは男性77%に対し女性89%。
同誌は「ブラジルではリオデジャネイロのカーニバルのように人々が肌を露出することが多く、体形を気にするのが原因だろう」と分析している。
ブラジルで特にビジネスチャンスを感じるのは健康関連産業だ。
南部に行くとスタイルの良い人たちも多いが、多くの都市では、食文化からくる肥満が問題となっている。
町を歩けば一目了然だが、肥満率が非常に高い。
都市部の人口の8~9割は肥満である。
<中略>
経済成長に伴う食文化の影響だ。
料理は肉料理が多く、チーズやバターなど、カロリー摂取量が多い。
30歳以上の1割が糖尿病患者で、さらに糖尿病の自覚のない人口も含めると4割に上る。
経済成長に伴う食文化の影響でカロリー摂取量の多い食事をしている人が多いことが肥満の原因であり、またカーニバルのように肌を露出する機会が多く体形を気にする人が多いことがダイエットしたい願望に現れているようです。
それにしてもなぜ「糸こんにゃく」や「しらたき」がブームなのでしょうか?
昨年末にテレビの料理番組で「食べれば痩せる」と紹介されたのがきっかけ。
日本からの移民が生産、日本食材店などで販売されており、雑誌や新聞も相次いで取り上げると客が殺到。
調理方法が分からないため、スパゲティや焼きそばの麺の代わりに使う人が多い。
テレビの料理番組で食べればやせると紹介されたのがきっかけなのだそうです。
ブラジルでも日本と同じようにテレビの影響力はすごいんですね。
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リオの日本食材店経営柚木四郎さん(64)は「ブラジル人客が急に買いに来始めて驚いた。99%が女性で、ほとんどが富裕層」。
「糸こんにゃく」や「しらたき」を買いに来たお客さんの99%が女性で、ほとんどが富裕層というのも面白いですよね。
ブラジルの健康産業にビジネスチャンスによれば、日本の食文化は、健康イメージが定着しており、日系人の経営する日本食レストランの大半の顧客は富裕層なのだそうです。
このブームに乗って増産体制かとおもいきや、「糸こんにゃく」や「しらたき」の生産者は増産する予定はないのだそうです。
だが、日本貿易振興機構(ジェトロ)サンパウロ事務所によると、生産者側は「ブラジル人は熱しやすく冷めやすい」と冷静。一過性のブームで終わる可能性も考え、増産には踏み切っていない。
「ブラジル人は熱しやすく冷めやすい」ので、増産をする予定はないようです。
この点(熱しやすく冷めやすい)はもしかすると世界各国で共通する部分なのではないでしょうか。
ブームにすることではなく、その国の食文化の一つになることが大事なのでしょうね。
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