なぜメッシはケガしなくなったのか?
by Miquel C.(画像:Creative Commons)
NUMBER (MARCH 2009、p23)で健康管理に関する興味深い情報がありましたので、ご紹介します。
世界でもサッカー選手のトップに挙げる人も多いバルセロナのメッシ選手ですが、これまで、何度も筋肉系の故障をしていました。
しかし、今シーズンはこれまでのところその怪我がなく、調整法に成功しています。
なぜ今シーズン、メッシ選手は怪我しなくなったのでしょうか。
それは、チームによるメッシの体質を改善するための特別プログラムにあるそうです。
- 魚・野菜・果物を多く摂ること
- 練習後、クラブハウスで昼食をとること(チームによる食事の管理)
- フィジオテラピスト(理学療法士)によるマッサージや疲労度を測る定期的な検査を受けること
このほかにも、バルセロナでは、グアルディオラ監督のチームマネジメントに従い、チームの選手の怪我予防のためにさまざまことを行なっています。
- ストレッチを入念に行う
- 食事管理
- 出場するメンバーのローテーションを組んで、疲労とケガのリスクを避けると同時にモチベーション維持に役立つ。
こうしたことが、メッシのけがを予防するだけでなく、チームの好調さを維持している要因となっているようです。
メッシといういかにすばらしい選手であっても、怪我がちでは監督が起用しづらくなり、チームに貢献するのは難しくなります。
健康管理やコンディショニングがいかに重要なのかが分かる情報でした。
■若いころの食生活を反省し、食生活の改善がパフォーマンスの向上につながっていることを実感
【追記(2018/3/20)】
“若気の至り”を反省…メッシ「23歳までの食生活はひどかった」
(2018/3/20、ゲキサカ)
過去の自身の食生活についてメッシは、「昔は体に悪いものばかり食べていたよ。23歳ぐらいまで僕はチョコレート、アルファフォール(中南米のお菓子)、炭酸飲料とか食べていた。でも今は食生活を改善したんだ。吐き気については変化がはっきりと分かった」と反省し、食生活改善が現状のパフォーマンスにつながっていると説明した。
1987年生まれのメッシ選手の23歳ころとなると、メッシの体質を改善するプログラムが行なわれている時期(2009年)よりも後になり、まだ2009年当時には、コンディショニングの重要性についてはあまり理解していなかったということになるかもしれません。
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P.S.
NUMBER (MARCH 2009、p25)には、ロナウジーニョを放出した理由も書いてあるのですが、その理由の一つに、メッシなどの選手を夜遊びに誘うことが要因の一つとも書いてあり、このことからも、チームが選手の体調管理をいかに大切にしているのかがわかります。
公開日時: 2009年3月2日 @ 05:09