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■目の中をミジンコみたいなモノが泳ぐ目の病気とはどんな病気?
by psyberartist(画像:Creative Commons)
目の中をミジンコのような、糸くずのようなものが見えることはありませんか?
そのようなものが見える人は、飛蚊症の可能性があります。
視界に泳ぐミジンコみたいなナゾのアイツの正体って?
(2009/3/12、R25)
「これは『飛蚊症』といって、眼球内の水晶体と網膜の間にある硝子体に、液泡ができたり血が流れ込んだりして影となる症状です。
硝子体はゼリー状なので、密閉された金魚鉢の中の泡のように、目が動くと中の混濁もゆっくり揺れるんです」
(社団法人日本眼科医学会常任理事・オリンピア眼科病院・前田利根先生)
飛蚊症になると、眼球内の水晶体と網膜の間にある硝子体に、液泡ができたり血が流れ込んだりして影となることにより、ミジンコのような、糸くずのようなものが見える症状が現れることがあります。
飛蚊症には、いったいどのような種類があるのでしょうか。
「一番多い生理的飛蚊症の場合、小さな虫や糸くずのようにも見えます。これは、硝子体内部の繊維のヨリだったり小さな液泡だったりします。
また、高齢者に起きやすい後部硝子体剥離による飛蚊症の場合は、ぼんやりしたリング状のものが視野の中心の少し脇に出ます。
そのほか硝子体出血とぶどう膜炎による飛蚊症の場合は、それぞれ、墨汁をたらしたような影や細かい粒状の影となります」(同)
自分が飛蚊症かどうかわからない時やちょっと見え方に違和感がある人は、自己判断だけでなく、眼科で診てもらいましょう。
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