by Valentina Yachichurova(画像:Creative Commons)
(2015/3/17、日経デジタルヘルス)
狙い目は「プレママ・新ママ」だという。20~30歳代を中心とする、妊娠中または出産後まもない女性だ。妊娠・出産が女性の体調に及ぼす影響は大きく、「出産後の女性の約90%が、体調に何らかの変化やトラブルを感じている。その分、健康情報の収集意欲は高い」。0~6歳未満の子供を持つ母親は、全国に約550万人存在するという。
日本総合研究所 総合研究部門 社会・産業デザイン事業部 ヘルスケアイノベーショングループ ディレクターの木下輝彦さんが健康増進ビジネスのターゲットとしてあげたのは、「プレママ・新ママ(20~30歳代を中心とする、妊娠中または出産後まもない女性)」です。
健康に関連する仕事をしている肌感としても、確かに20~30歳代の妊娠中または出産後まもない女性は健康(特に子どもの健康)・教育に対して関心が高いと思っていました。
健康に対する関心が高いことは喜ばしいことなのですが、ただ、情報収集の仕方によっては、あまりにも偏った考えを持っている人がいるとも感じています。
健康に対する常識は覆されることがあり、いままでの常識が非常識ということも多いです。
最近で言えば、「コレステロール」が議論によくあがっています。
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また、自身の健康ではなく、お子さんの健康となると、あまりにも心配になりすぎて過剰に反応・行動してしまうお母さんも多いです。
例えば、葉酸は胎児の発達に欠かせない栄養素として知られるようになってたことはよいことなのですが、これが行き過ぎると、今度は過剰に摂取してしまうということが起きています。(葉酸取りすぎ、妊婦は注意 胎児に悪影響の可能性も)
できれば、もっと余裕を持って健康情報を収集できるように周りがサポートできると良いのではないかなと思います。