by Dylan(画像:Creative Commons)
(2015/4/9、日経デジタルヘルス)
ハピルスチェンジは、国民健康保険組合や健康保険組合などの保険者に対し、メタボリックシンドロームの予防や改善を促す指導プログラム。今回開始する成果連動型の保健指導サービスでは、サービス受診者の生活改善成果に応じたインセンティブとして「健康ポイント」を付与。参加者のモチベーションと成果の向上を図る。
ベネフィットワン・ヘルスケアは、成果に応じてポイントを付与する成果連動型の保健指導サービスを始めるそうです。
大企業の健保組合 生活習慣病予防に特典―厚生労働省によれば、健康保険組合では、加入者が適度な運動を続けたり、規則正しい食生活を送ったりするなどして、生活習慣病の予防に心がけた場合の特典を設ける動きが出ているそうです。
今回紹介した指導プログラムは、成果に応じたインセンティブとしてポイントを与えて、そのポイントに応じて商品を交換するという仕組みです。
健康ポイントは、特定保健指導中の「体重および生活改善の記録回数」、前回の健診結果と特定保健指導後の健診結果の「体重減少率5%以上」を達成することで最大1万ポイント(1ポイント=1円)を付与。達成した成果ごとに付与され、たまったポイントは7000点以上の商品から市場価格より安価に交換できる。
行動科学を活用して、ダイエットが継続しやすい状態を作る。によれば、結果ではなく、行動・プロセスに着目して行うことがポイントです。
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小さなゴールを多くつくる。ダイエットは簡単に結果が出ないもの。そこで、小さなゴールを作ることで、小さな達成感を積み重ねることで継続しやすい状態を作る。例)エクササイズをしたら、カレンダーにシールを貼るなど
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ごぼうびと罰を設定
例)行動を○回続けたら、自分にご褒美を与える。例)行動を一度休んだら、罰を与える。自分のお小遣いを妻に渡す。
大企業の健保組合 生活習慣病予防に特典―厚生労働省でも書きましたが、小さな達成感を積み重ねることで継続しやすい状態を作るためにも、生活習慣病に役立つことをしたら1ポイントというようにポイント制にしていくとよいのではないかと提案しましたが、それを形にしたのが今回の指導プログラムといえそうです。
また、大企業の健保組合 生活習慣病予防に特典―厚生労働省では、この取り組みに参加している人同士が共有するとさらによいのではないかと書きましたが、その仕組みも取り入れられているようです。
指導員と意見のやり取りができる「Time Line機能」(アプリのみ)、受診者同士で情報交換ができる「グループSNS機能」、ダイエット運動情報などの動画配信、指導開始時と現在の体形などを比較できる「姿写真比較機能」を利用可能とする。
利用者同士で情報交換ができる仕組みが役立つ理由は3つ。
1つ目は、友達と助けあうことがダイエット成功への近道!?によれば、友達と食生活の記録を共有しているユーザーはそうでないユーザーよりも体重を2倍以上減らすことに成功したから。
2つ目は、ダイエットは仲間と一緒に取り組むと成功しやすい!?によれば、ダイエットのモチベーションを保つのは一人では難しいから。
3つ目は、社会的な「つながり」をダイエットに活用するによれば、近くに住んでいる人よりも社会的な絆が強い人の影響を人は受けやすいから。
生活習慣の改善を一緒に努力しているメンバーが時にはライバルとして、時には応援する人として、社会的絆が強くなればそれだけダイエットへの影響を強く与えることができます。
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