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■Peek|スマホカメラで途上国の目の病気(白内障)を診断するアプリ
参考画像:Peek Vision|YouTubeスクリーンショット
Peekはスマホカメラと3Dプリント部品で網膜写真を撮影し、途上国の眼疾患を診断するアプリ
(2015/6/2、TechCrunch)
以前、途上国に住む人の失明の危機をスマホで解決!?という記事でロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院の研究チームがスマホを使った目の検査システム『ピーク・ビジョン』を開発したことをお伝えしましたが、今回の記事によれば、「Peek(Portable Eye Examination Kit)」は、最近Indiegogoで13万0475ポンドを集め、現在医師からの予約注文を受け付けているそうです。
『ピーク・ビジョン』は専用アプリと付属ハードウェアで構成されており、スマホのカメラを使って目を映すことで視力や視野、色覚、コントラスト、白内障検査、網膜検査など目の検査を行なうことが可能です。
作者らによると、世界中の失明の80%は予防可能だが、眼疾患の検出に必要な器具は重く複雑で操作が難しい。安価なスマートフォンとプラスチック部品を組み合わせることによって、眼科医は世界中の眼疾患に対応することが可能になる。
途上国での失明を防ぐためにも、Peekのようなシステムを用いて、トリアージ(負傷者を重症度、緊急度などによって分類し、治療や搬送の優先順位を決めること)のような考え方で患者を振り分けていくことができれば、よりよい治療ができるようになるのではないでしょうか。
Peekで撮影した医療画像は、遠方の医師に送信され、患者の診断や治療の提案を行うことができる。
Andrew Bastawrous: Get your next eye exam on a smartphone|YouTube
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