大村智さん、ノーベル賞までの道のり「世の中に役立ちたい」が途上国救う
(2015/10/6、朝日新聞)
メルクは、ヒト用のイベルメクチンを開発した。対象は、アフリカや中南米で広がる熱帯病「河川盲目症」。ブユという虫が媒介し、体内にフィラリア線虫の幼虫が入り込む病気だ。ノーベル財団によると、感染者は世界で推定2500万人で、30万人が失明。激しいかゆみを起こし、失明原因の第2位になっている。
<中略>
薬は、アフリカを中心に広く使われ、年間4万人を失明から救っている。
抗寄生虫薬で途上国の患者を失明から救った大村智さんがノーベル医学生理学賞を受賞しました。
「河川盲目症」は失明原因の第2位となっていて、抗寄生虫薬「イベルメクチン」は年間4万人を失明から救っているそうです。