肩こりをほぐすには肩甲骨はがし!2つの方法|#世界一受けたい授業(遠藤健司)

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2015年10月17日放送の世界一受けたい授業のテーマは、「肩こり解消」です。




【目次】

■肩こり解消のポイントは肩甲骨だった!肩甲骨はがしで治す!肩こりの新常識!!

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by Randen Pederson(画像:Creative Commons)

「肩こり」は体の不調ランキングでは女性の第1位、男性の第2位に入るほど人々を悩ませている症状なのだそうです。

■肩こりは5つの症状に分けられる

肩こりに「強く押す、揉む、叩く」はタブー……その理由は

(2015/8/9、dot)

① 首から肩、背中にかけての重圧感、不快感、軽い痛み、こり感

② 頭痛

③ 便秘・下痢、食欲低下、吐き気、眼精疲労、めまい、のどのつまる感じ、胸の締め付けなどの自律神経症状

④ 手や腕のしびれや冷え

⑤ 感情の不安定、不眠、記憶力や集中力の低下

「肩こり」とはいっても、ただ肩に凝りがあるだけではなく、頭痛やめまい、しびれといった症状が出ることがあります。

■肩こりとは?

肩こりとは、僧帽筋(首の後ろから肩、背中を幅広くカバーしている筋肉)を中心とした筋肉が、ずっと同じ姿勢を続ける等のさまざまな原因によって緊張を強いられ、硬くこわばることで血行不良を起こし、乳酸やリン酸といった疲労物質がたまってしまうことにより引き起こされるもの。

肩こりを解消するために、叩いたり、押したり、揉んだりしてしまうと、こわばった筋肉が刺激から身を守ろうとして、かえって硬くなってしまうそうです。
それではどのようにしたらよいのでしょうか?

■肩こり解消には肩甲骨を動かす

肩こりの原因となる僧帽筋の緊張をほぐすには、首を回すのではなく、僧帽筋と連動している肩甲骨をたくさん動かしてあげることが大事なのだそうです。

僧帽筋の緊張をほぐすには、叩いたり、押したり、揉んだり、首を回したりするのではなく、肩甲骨を動かしてあげることが大事なのだそうです。

しかし、肩甲骨を動かすというのはどのようにしたら良いのでしょうか?

その際のポイントは、鎖骨の動きを意識すること。

鎖骨と肩甲骨はつながっているため、鎖骨が動けば、肩甲骨も動くため、鎖骨の動きを意識して動かすとよいそうです。

鏡を見ながら鎖骨の動きを意識して、肩をすくめる動きや肩甲骨を内側にくっつける動きをすると、僧帽筋の緊張はほぐれてくるのだそうです。

肩をすくめたり、肩甲骨を内側にくっつけたりすることで、僧帽筋の緊張がほぐれ、肩こりが解消するそうです。




■肩甲骨はがしのやり方

●肩甲骨はがし1

1.肘を曲げ、肩と肘が床と水平になるように上げる。

2.1の状態から、5秒かけて肘を後ろに引き、脱力させ腕を下ろす。

※3回繰り返す

※ポイントは、肘を後ろに引く際に、肩甲骨の間をギュッと締めるようにイメージしながら行なうこと。

また、肘が下がらないように注意してください。

●肩甲骨はがし2

1.肘を曲げ、肩と肘が床と水平になるように上げる。

2.肩甲骨を持ち上げ、5秒かけて回しながら下ろす。

※3回行なう

※ポイントは、肩甲骨の周りの筋肉をはがしているようなイメージで行なうこと。

上から下に筋肉を絞り込む感じで行なってください。

●雑巾がけストレッチ

1.四つん這いになって、腕を水平に伸ばす(前に出していく)。

2.できるだけ遠くをぞうきんで拭くイメージで、5秒かけてゆっくりと腕を回す。

※左右各5回ずつ行ないます。

■まとめ

改めて考えてみますと、先日肩こり解消で話題になった「筋膜リリース体操」も「骨ストレッチ」も叩いたり、押したり、揉んだりするのではなく、肩甲骨を動かす動きを意識していたようです。

→ 肩こりとは|ひどい肩こり解消法(ストレッチ・ツボ) について詳しくはこちら

→ 肩こり頭痛解消法|「肩が痛い」「頭が痛い」原因 について詳しくはこちら







■解説 遠藤健司 先生

1988年東京医科大学卒業。
1992年米国ロックフェラー大学ポスドクとして留学。
1995年東京医科大学茨城医療センター整形外科医長を経て
2007年 東京医科大学整形外科講師。

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