by Milishor(画像:Creative Commons)
> 健康・美容チェック > 目の病気 > 緑内障 > 緑内障は目のアルツハイマー病?|「ベータアミロイド」が緑内障の重要な発症原因でもある
(2009/8/13、NIKKEI NET)
米緑内障研究財団(Glaucoma Research Foundation、カリフォルニア州)によると、緑内障は視神経が徐々に侵され視力低下や失明の原因にもなる眼疾患で、年齢問わず発症するが、特に高齢者ではリスクが高い。
世界で失明原因の第2位となっており、米国では約400万人が罹患し(約半数は自覚がない)、約12万人が失明している。
米国では緑内障が失明原因の10%を占めているという。
最新の治療によって眼圧を軽減し、進行を遅らせることはできるが、失われた視力を回復する治療法はこれまでなかった。
著者らは、過去の研究でヒト組織中にみられる蛋白(たんぱく)であるNGFがパーキンソン病やアルツハイマー病患者の脳組織の治療に有益であることが示された点に着目。
発症の仕方が似ていることから、緑内障は「眼のアルツハイマー病」とも呼ばれるという。
緑内障が「目のアルツハイマー病」という考え方は初めて目にしました。
(2007/8/8、AFPBB)
ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(University College London、UCL)の研究チームは、新しい光技術を使って、アルツハイマー患者の脳に「プラーク」と呼ばれる老人斑を形成するタンパク質「ベータアミロイド」が、眼球最内層組織である網膜の神経細胞が死ぬ原因にもなっていることを突き止めたという。
ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジの研究チームによれば、アルツハイマー病の原因物質とされるタンパク質「βアミロイド」が、緑内障の重要な発症原因でもあるとする研究結果を発表したそうです。
緑内障は、日本でも失明原因の上位にある目の病気です。
緑内障によって失われた視力を回復する治療法が見つかるといいですね。
→ 緑内障 について詳しくはこちら。
【関連記事】
- 中高年は緑内障に注意!
- 生体工学で健康管理|緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズ
- 緑内障 患者判断で治療中断18.7%
- カシスの緑内障進行抑制効果を発表-日本カシス協会
- 緑内障の症状・原因・治療-大鹿哲郎さん筑波大教授基調講演
- 緑内障診断時 66%視野欠落