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■がん経験のある人は心臓病を発症するリスクは約2.5倍高い!|山形大
by Guilherme Yagui(画像:Creative Commons)
(2015/12/23、毎日新聞)
心不全や狭心症などの心臓病がなかったものの、がん未経験者993人中、追跡調査で新たに心臓病を発症した人は44人の4.4%だったのに対し、がん経験者60人のうち追跡調査で心臓病を発症した人は6人の10%と2倍超だった。
山形大学の調査によれば、がん経験のある人は心臓病のリスクが高いということがわかったそうです。
がん罹患者が心臓病を発症するリスクは、がんにかかったことがない人の約2.5倍になることがわかったため、健康診断などで、定期的にチェックするようにしましょう。
■オメガ3脂肪酸と心臓の関係の研究
オメガ3脂肪酸は致死的な心臓病のリスク低下に関連している!?で紹介した米国スタンフォード大学とタフツ大学の研究によれば、魚介類や植物由来のオメガ3脂肪酸の血中濃度が高い人は、致死的な冠動脈疾患のリスクが低いそうです。
オメガ3脂肪酸を含む魚をよく食べる女性は心臓も健康に|デンマーク研究(2012/6/15)で紹介したデンマークの研究チームによれば、オメガ3脂肪酸を豊富に含む魚をよく食べる女性は、心臓の病気にかかるリスクが低いという研究が発表されています。
オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)の値が高いと長生きする!?|米ハーバード公衆衛生大学院とワシントン大学によれば、米ハーバード公衆衛生大学院とワシントン大学の調査によれば、血中のオメガ3脂肪酸値が高い人は、そうでない人に比べて約2年長生きすることがわかり、また、オメガ3脂肪酸だけでなく、同じくサーモンなどの魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDPA(ドコサペンタエン酸)の値が高いと、心臓病や脳卒中などが原因で若年死するリスクが27%も低いことも判明したそうです。
→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効果・効能・食べ物(オイル)・ダイエット について詳しくはこちら
→ DHA・EPA|DHA・EPAの効果・効能・食品 について詳しくはこちら
オメガ3を含む食品としては、サケ、マス、イワシ、ニシンなど魚に含まれています。
また、植物由来のオメガ3脂肪酸であるαリノレン酸はクルミ、アマニ油、キャノーラ油、その他の種子やナッツに含まれています。
はっきりとしたメカニズムはまだわかっていませんが、オメガ3の食品は健康のためにはぜひ摂っておきたい食べ物ですね。
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