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■X-zell|がんの早期発見するための血液検査
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(2016/3/23、TechCrunch)
Early detection of cancer could save a lot of lives. X-Zell is a simple blood test that says it can detect cancer early on. It does this by removing healthy cells from the blood sample and then depositing the cancer cells onto standard slides. That’s when a pathologist performs an evaluation. In tests, X-Zell has had over a 90% success rate.
X-zellは血液検査でがんを早期発見する方法を開発しているそうで、試験では90%以上の成功率を達成しているそうです。
日本でもがんの早期発見をする手法の開発が進んでいます。
■わずかな血液でがんを発見する方法
微量の血液でがんに関連する60種類の遺伝子異常をまとめて調べる新手法を開発|国立がん研究センター(2015/12/18)によれば、国立がん研究センターは、微量の血液でがんに関連する60種類の遺伝子異常をまとめて調べる新手法を開発したそうです。
膵臓がんを早期発見できる検査キットを開発|国立がん研究センター(2015/11/9)によれば、国立がん研究センター研究所の本田一文ユニット長らは、膵臓がんを早期に検出できる血液中のたんぱく質「アポリポプロテインA2(apoA2)アイソフォーム」を見つけ、検査キットを開発したと発表しました。
ごくわずかな血液で大腸がんを発見する検査方法を開発-国立がん研究センター(2014/5/1)によれば、国立がん研究センターの分子細胞治療研究分野の落谷孝広分野長らのグループは、ごく僅かな血液から大腸がんを発見する検査方法を開発したそうです。
血液1滴でがん診断 3分以内で診断できる 神戸の企業共同開発(2015/6/17)によれば、神戸の企業と昭和大学江東豊洲病院などのグループは、血液中のがんに関連する物質(がんが免疫に攻撃されたときに血液中に溶け出る「ヌクレオソーム」という物質)が放つ光をとらえ、がんの有無を診断する手法を世界で初めて開発したそうです。
血液1滴でがんの早期診断|2015年夏、乳がんと大腸がんの早期診断の試みを始めるによれば、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が国立がん研究センターや東レ、東芝など9機関と共同で実施している「体液中マイクロRNA測定技術基盤開発」プロジェクトでは、血液一滴または尿や唾液からがんを早期診断する技術を2018年末までに開発することを目指しているそうです。
■その他の方法でがんを発見する方法
がん診断、尿一滴で判別成功|線虫の習性を活用-九大など(2015/3/12)によれば、九大の広津崇亮助教と伊万里有田共立病院の園田英人外科医長らの研究チームは、体長1ミリほどの線虫を使い、がんの有無を1滴の尿から高い精度で判別することに成功したそうです。
パナソニック、息に含まれる肺がん特有の臭い成分から肺がんを診断する製品の開発を進めている(2015/1/19)によれば、パナソニックでは息に含まれる肺がん特有の臭い成分から肺がんを診断する製品の開発を進めているそうです。
食道がん患者の呼気には特定の物質が多く含まれることが判明―順天堂大(2015/3/5)で紹介した順天堂大上部消化管外科と生体分子研究室の研究によれば、食道がん患者の吐く息の中に特定の物質が多く含まれることがわかったそうです。
唾液でがん発見 80~99%の高精度-慶応大(2010/6/28)によれば、慶応大先端生命科学研究所は、唾液検査で口腔がんや乳がん、膵臓がんを高精度で発見する技術を開発したと発表したそうです。
■まとめ
現在がん診断に関しては、「血液」「尿」「唾液」「呼気」から診断する研究が行われていますので、どの方法が今後がんの早期診断方法となるのか注目ですね。
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