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■小学生の5人に1人が便秘!?
by RichardBH(画像:Creative Commons)
小学生の便秘、大阪最多29・8% 全国平均20%も「成人女性と同程度」 NPO調査
(2016/6/6、産経ニュース)
小学生の5人に1人が便秘状態であることが6日、トイレを通し健康を考える活動を行っているNPO法人「日本トイレ研究所」の調査で分かった。47都道府県で最も便秘状態の児童が多かったのは、大阪府で29・8%。
NPO法人「日本トイレ研究所」が行なったインターネットによる調査によれば、「排便頻度が3日に1回以下」「便を我慢することがある」などと便秘状態と判断された児童は20・2%に上ったそうです。
この数字は、成人女性の便秘で悩んでいる人と同じ程度なのだそうです。
■なぜ子供が便秘になってしまうのか?その原因
なぜ子供が便秘になってしまうのでしょうか?
便秘状態の背景には、学校で人目を気にする傾向が児童の間にあるためで、半数以上の52・8%が「便意があっても我慢する」と回答。理由については「友達に知られたくない」(55・9%)、「友達にからかわれる」(36・4%)という回答が目立ったという。
また、便秘状態の児童は睡眠時間が短く、朝食を食べない割合が多い傾向もみられた。
理由は大きく分けると2つ。
1.友達に知られたくない、からかわれたくないという気持ちから便意があっても我慢しているから
我慢のしすぎも便秘の原因のひとつだと考えられます。
無理なガマンをしてしまうことで、排便のタイミングを逃してしまいます。
そして、その結果、便の水分が抜けて硬くなるため、出にくくなってしまう、つまり便秘になってしまうのです。
2.便秘になりやすい生活習慣になっているから
便秘状態の児童は睡眠時間が短く、朝食を食べない割合が多い傾向もみられた。
朝食抜きにすると、便を作る元がないため、便秘になると考えられます。
また、睡眠時間が短いこと(睡眠不足)も便秘になりやすい原因の一つと考えられます。
低体温の子どもが増加中によれば、低体温の子供に共通する特徴としては、「やせ気味」と「疲れやすい」というもので、その理由としては、生活習慣の乱れ(「睡眠不足」「就寝時刻が遅い」「食生活の乱れ」「冷暖房の使用による体温調節機能の低下」「運動不足」)が関わっているようです。
低体温の子ども、「意欲」が低下によれば、夜ふかしをすることなどによる生活リズムの乱れから、体温調節に関わるホルモンや自律神経の働きがおかしくなってしまうそうです。
自律神経のバランスを整えるポイントは「ゆっくり」を意識することによれば、自律神経とは、呼吸や心臓の動き、血の巡りなど体の基本的な働きをコントロールしていて、大きく分けると、交感神経と副交感神経に分けられています。
交感神経の働きが優位になると、血管が収縮し、血流が悪くなり、肩こり・高血圧・むくみ・便秘になりやすくなるそうです。
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■まとめ
NPOが行なった調査によれば、小学生の5人に一人が便秘。
理由は大きく分けると2つ考えられます。
1.友達に知られたくない、からかわれたくないという気持ちから便意があっても我慢しているから
2.便秘になりやすい生活習慣になっているから
子供のころ、トイレに行くのは勇気がいることだったのを覚えていますが、それは今も昔も変わらないようです。
「トイレに行くことをからかう」ということ自体が恥ずかしいことだと思うようにできるとよいのでしょうが、良い解決策が見つかるといいですね。
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P.S.
以前バナナマンの設楽統さんがコントの中で、学校でウンチをしてしまうとそのことに関するあだ名がついてしまうという考え方に対して、ウンチをした人よりもしていない人のほうがため込んでいるのだから、学校でウンチをすることは恥ずかしいことではなくカッコいいことだという風潮に変えてしまったという話を聞いたことがあります。
こうした発想をできる人が増えていくと、便意があることは恥ずかしくないというように変わっていくのではないでしょうか。
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