by olle svensson(画像:Creative Commons)
寝過ぎは逆効果? 長生きできる最適の睡眠時間とは
(2010/2/22、ALL ABOUT)
■長く眠るほど寿命が縮む?
1980年代にアメリカで100万人以上を対象に行われた、睡眠時間と寿命の関係の調査では、予想外の結果が出ました。
1日に6.5〜7.5時間の睡眠をとっている人が最も死亡率が低く、それ以上およびそれ以下の時間、眠っている人は寿命が短くなる傾向にあったのです。
特に長く眠っているほうが問題で、7.5〜8.5時間以上の睡眠時間をとっている人は、6.5〜7.5時間睡眠の人よりも死亡率が20%もアップしました。
アメリカで100万人以上を対象に行われた、睡眠時間と寿命の関係の調査によれば、長く眠りすぎると、寿命が短くなるようです。
また、日本でも同様の調査結果が得られたそうです。
名古屋大学の玉腰暁子先生が、40〜79歳の男女約10万人を、10年間にわたって追跡調査しました。
対象者の平均睡眠時間は男性7.5時間、女性7.1時間でしたが、死亡率が最も低かったのは、男女とも睡眠時間が7時間の人たちでした。
睡眠時間が7時間より短い人も長い人とも、死亡率が高くなる傾向が示されました。
睡眠時間が長くなると、寿命が短くなる原因はわかっていないそうですが、体内時計と何らかの関係があるのでしょうか。
気になります。