なぜ妊娠中に貧血になりやすいの?鉄分を上手に摂るための食事・対策

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【目次】

■なぜ妊娠中に貧血になりやすいの?

Pregnant

by Frank de Kleine(画像:Creative Commons)

鉄剤に頼った方がいい?妊娠中の貧血のリスクと改善方法

(2015/9/11、イクシル)

妊娠中、お腹の赤ちゃんはママの血液から酸素や栄養をもらっています。そのため、妊娠すると必然的に血液量が増えるようになっていますが、赤血球の増加が追いつかず血が薄まった状態になってしまいます。そのため妊娠中は貧血になりやすいのです。特に、赤ちゃんに送られる栄養素の量が増える妊娠中期以降は、鉄欠乏性貧血を起こしやすくなります。

妊娠中、赤ちゃんに血液から酸素や栄養を送っていますが、赤血球の製造が追いつかず、血が薄まった状態になり、貧血になりやすいそうです。

貧血の症状には、

●疲れやすい・体がだるい

●立ちくらみ

●(動くと)動悸・息切れ

●めまいがする

といったものがありますが、こうした症状が現れたら、産婦人科で相談してみてください。

鉄欠乏性貧血の治療にはどのようなことをするの?によれば、鉄欠乏性貧血の場合、鉄剤が処方されますが、鉄剤を飲んでも赤ちゃんへの影響は心配ないのでご心配なく。

■鉄剤を飲む場合の注意点

  • 副作用が強いのは、胃部不快感。
  • 鉄剤で胃に不快感が出る場合は、一緒に胃薬を飲んだほうが良い。
  • 鉄剤を長期に渡って投与するのは害のほうが多いという報告がある。
  • 鉄剤を飲む場合は医師に相談し、フェリチン値を測るほうが良い。
  • フェリチン値が高い場合には、貧血の症状があっても、鉄分を補ってはいけない。
  • C型肝炎NASHなどの肝臓の病気を抱えている人は、肝臓にたまった鉄が酸化することで肝臓に炎症を引き起こすことがあるため、鉄の摂取を制限することが必要です。




貧血によい食べ物・食事

肉類

豚・鳥・牛など肉類のレバー・赤身の肉

魚介類

牡蠣(カキ)・シジミ・アサリなどの貝類やイワシ・煮干し・青魚

野菜

ひじき、青のり、パセリ、ほうれん草、海藻類、大豆

※野菜や海藻の鉄分は肉や魚よりも体内での吸収が悪いので、吸収を良くするための工夫としては、食後のデザートに柑橘系の果物を食べる。

鉄分の吸収を高める栄養を摂取する

ビタミンC(鉄の吸収を高める)や造血を助けるビタミンB群(B12や葉酸)、カルシウム(鉄分の吸収を助ける)、良質のタンパク質を摂りましょう。

■まとめ

鉄欠乏性貧血の治療にはきちんと薬を飲むことも重要ですが、日ごろから貧血にならないようにするためにも食事を一度見直してみましょう!

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