川島なお美さん死去 2014年胆管がん手術 54歳

川島なお美さん死去 昨年胆管がん手術 54歳若すぎる…

(2015/9/24、スポニチアネックス)

14年に肝内胆管がんの手術を行ったが、15年9月に報道陣の前に姿を見せた際にはやせ細っていて体調が心配されていた。

2014年に胆管がんの手術を行なった川島なお美さんが54歳の若さでなくなったそうです。

胆管がんとは

胆管がんは胆管の粘膜から発生する悪性腫瘍です。

肝内胆管がんは肝臓にできたがんとして取り扱われます。

胆管とは

胆管は肝臓でつくられる胆汁を十二指腸まで導く導管で、肝臓の中を走る肝内胆管と肝臓の外に出てから小腸までの肝外胆管に分けられます。

■肝内胆管がんの症状

胆管がん 基礎知識|がん情報サービスを参考にすると次のような症状があるそうです。

●黄疸(おうだん)

がんができることによって胆管内が狭められ、胆汁が流れにくくなります。狭められた胆管より上流(肝臓側)の胆管は圧力がかかり拡張し、胆汁が胆管から逆流して血管の中に入るようになると、血液中のビリルビン濃度が高くなり、皮膚や目の白い部分が黄色くなります。

●便が白っぽくなる

胆汁が腸内に流れてこなくなると便の色が白っぽいクリーム色になります。

●尿の色が茶色っぽく濃くなる

血液中のビリルビン濃度が高くなると、尿中に排泄(はいせつ)されることにより、尿の色が茶色っぽく、濃くなります。

●皮膚のかゆみ

胆汁中の胆汁酸という物質がビリルビンと一緒に血管内へ流れるため

血中にビリルビンや胆汁酸という物質が増加すると、皮膚の末梢神経に刺激を与えることで、かゆみが生じると考えられるそうです。

●お腹が痛くなる

みぞおちや右脇腹に痛みが出ます。

●体重減少

●発熱

●食欲不振

●全身倦怠感

これらの症状を見ると、肝内胆管がんの症状は、肝硬変を経て肝臓ガンになった症状と近いようです。

肝がんは進行するまで症状が出にくいことが特徴で、症状が出てきたときにはがんがかなり進行していることが多いようです。

そのため、定期検診を受けて、肝機能の異常がないかをチェックすることが重要になってきます。

→ 肝臓の数値・検査値|ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP について詳しくはこちら

■肝内胆管がんの発症原因・治療について

「肝内胆管がん」は胆管上皮細胞ではなく肝細胞由来だった – 九大が発見

(2012/10/3、マイナビニュース)

ウイルス性肝炎に起因する肝細胞がんとは異なり、その発症原因は不明で、放射線療法や化学療法による治療効果は低く、肝切除が唯一の治療法ともいえる。そのため、一般的に予後不良なケースが多く、腫瘍を完全に切除できた場合でも5年生存率が40%程度、切除できなかった場合は10%にも満たないのが現状だ。

肝がんとともに(日経メディカル)

肝内胆管がんの原因として、肝内結石症、硬化性胆管炎、先天性胆道拡張症などがありますが、最近は肝炎ウイルスも原因の一つと考えられるようになってきました。

肝内胆管がんの原因はまだ不明なところも多いようですが、肝内結石症、硬化性胆管炎、先天性胆道拡張症、肝炎ウイルスが原因の一つと考えられているようです。

治療法としては、肝臓の切除手術しか現状ないようです。

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