by Katrin Gilger(画像:Creative Commons)
低脂肪ダイエットの方が低炭水化物療法より「怒り」を抑制-研究
(2009/11/10、ブルームバーグ)
炭水化物を多く取りながら脂肪を押さえた食事療法を行った人は、アトキンスダイエットのような低炭水化物・高脂肪ダイエットを行う人よりも長期間にわたって気分が改善したことが、研究結果で明らかになった。
医学誌アーカイブス・オブ・インターナル・メディシンに10日掲載された同研究によると、オーストラリアの太り過ぎか肥満の人106人を対象にした調査では、パンやパスタ、コメなどを多く摂取する低脂肪ダイエットを行った人の方が、低炭水化物・高脂肪ダイエットを行った人よりも1年後の怒りや抑うつ、混乱などの症状が緩和されていた。
どちらの方法も減量効果は同じだったという。
ダイエットはストレスを増加させ、怒りっぽくなるそうですが、ダイエットのための食事療法によってもストレスに差があるようです。
今回紹介した研究によれば、炭水化物を減らすダイエットを行うと、怒りなどの感情が出やすくなるようです。
それに対して、低脂肪ダイエットのほうが、怒りや抑うつなどが緩和されていたそうです。
炭水化物を減らすことでなぜ精神面へ影響を及ぼすのでしょうか。
(2009/11/13、47ニュース)
炭水化物を多く含む食品が、感情をコントロールする脳内物質に良い作用を及ぼすのが一因ではないかと研究者らはみている。
研究者によれば、炭水化物の中に脳内物質に良い作用を及ぼす何かがあるのではないかと考えられるそうです。
それぞれのダイエット効果は同じだったことから、精神面での安定のためにも、低脂肪ダイエットをしたほうが良いかもしれません。