がん化低い『多能性幹細胞』 Muse細胞
(2010/4/20、東京新聞)
人間の皮膚や骨髄の組織の中に、さまざまな組織に分化する新しい「多能性幹細胞」を見つけたと、東北大の出沢真理教授らの研究チームが発表した。
成果は二十日の米科学アカデミー紀要に掲載される。
がん化の危険性も低いと考えられ、再生医療などへの応用が期待される。
新たな細胞は、骨髄や皮膚の「間葉系」と呼ばれる組織の中にわずかに含まれ、Muse(ミューズ)細胞と名付けられた。
東北大の出沢真理教授らの研究チームによれば、人間の皮膚や骨髄の組織の中に、さまざまな組織に分化する新しい「多能性幹細胞」を見つけたそうです。
多能性幹細胞では、がん化の危険性が問題となるそうですが、Muse細胞は安全性が非常に高い可能性があり、再生医療分野での利用が期待できるとのことです。
今後の研究に期待ですね。