by J.K. Califf(画像:Creative Commons)
(2014/7/30、WSJ)
新しい調査結果によると、嘔気や嘔吐(おうと)などの症状のある妊婦は、そうした症状のない妊婦と比べ、流産の確率が低く、大きく健康な赤ちゃんを産むことがわかった。
この調査は専門誌「リプロダクティブ・トキシコロジー(生殖毒性学)」の8月号に掲載されたメタ解析結果で、これによると、つわりがひどければ、それだけ出生異常の確率が低く、さらに子供の良好な長期的発育につながるという関連性が認められた。
つわりは、記事によれば、胎盤から放出される性腺刺激ホルモン(HCG)の急増が引き起こすと考えられていて、嘔気(おうけ)・嘔吐(おうと)の症状がある妊婦は、そうした症状がない妊婦と比べると、流産の確率が低く、また、健康な赤ちゃんを産むそうです。
このことを参考に考えると、妊婦に嘔気・嘔吐の症状をもたらす体の変化と健康な赤ちゃんの出産には関連性があるということで、両方に共通するデータがあれば、より健康な赤ちゃんを産む手助けになるかもしれません。
ただ、こうしたニュースで心配なのは、症状がない妊婦の方が心配されることです。
ですので、今回のニュースは、「つわり」にはあまりよいイメージがなく、つわりにも良い点があるという一つの参考としてご覧いただければと思います。
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