> HOME > 健康・美容チェック > 貧血の症状 > コーヒー・緑茶を飲み過ぎると貧血になってしまうことがある!?その理由とは?
コーヒーや紅茶、緑茶をよく飲む人の中には、貧血の症状が現れることがあるそうですが、なぜそのようなことが起きるのでしょうか?
【目次】
■コーヒーを飲み過ぎると貧血になってしまうことがある!?
by Toshihiro Oimatsu(画像:Creative Commons)
(2012/10/11、美レンジャー)
タンニンはお茶の渋み成分のもとです。
タンニンと鉄は結合しやすく、タンニン鉄というものを作ります。
タンニン鉄になると、体内に鉄分が吸収されにくくなってしまいます。
そのため貧血になりやすくなってしまうのです。
コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるタンニンには、鉄分の吸収を阻害する働きがあります。
2018年10月23日放送の「林修の今でしょ講座」で取り上げた「医学的に正しいお茶の飲み方」では、緑茶のタンニンが鉄分の吸収を抑制すると紹介されました。
鉄欠乏性貧血の治療にはどのようなことをするの?によれば、紅茶などに含まれるタンニンは鉄分の吸収を抑えるため、鉄剤を飲んでいる間は控えるか、時間をずらして飲んだ方がよいようです。
→ 貧血に良い食べ物 について詳しくはこちら
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■貧血によい食べ物・食事
低栄養の原因はアルブミン不足|ためしてガッテン(NHK) 4月28日によれば、高齢者の食生活は、年齢とともに肉類や油脂類を摂る量が減ってしまい、血清アルブミンや血色素(ヘモグロビンは、血液中の赤血球に含まれる色素で、酸素を全身に運ぶ働きがあり、減少すると貧血をまねき、生活機能が低下しやすくなる)の値が低くなっているようです。
【関連記事】
肉類
豚・鳥・牛など肉類のレバー・赤身の肉
魚介類
牡蠣(カキ)・シジミ・アサリなどの貝類やイワシ・煮干し・青魚
野菜
ひじき、青のり、パセリ、ほうれん草、海藻類、大豆
※野菜や海藻の鉄分は肉や魚よりも体内での吸収が悪いので、吸収を良くするための工夫としては、食後のデザートに柑橘系の果物を食べる。
鉄分の吸収を高める栄養を摂取する
ビタミンC(鉄の吸収を高める)や造血を助けるビタミンB群(B12や葉酸)、カルシウム(鉄分の吸収を助ける)、良質のタンパク質を摂りましょう。
■まとめ
大事なことは、単品で補給するのではなく、バランスのとれた食事で鉄分などのミネラルを補給することです。
ミネラル補給は、女性ホルモンのバランスを保ち、冷え性・生理不順(月経不順)・低体温を改善します。
バランスよい食事で鉄分などのミネラルを補給して、貧血を予防しましょう!
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