by Jason Lander(画像:Creative Commons)
「携帯電話多用で血流中のタンパク質が変質」:スウェーデンの研究
(2009/11/16、WIRED VISION)
携帯電話が出す電磁波に健康上の危険性があるのかという問題についてはまだ議論が続いているが、スウェーデンの研究チームによると、携帯電話の利用が脳に生物学的な影響を及ぼす可能性があることが判明したという。
『LiveScience』の記事などによると、スウェーデンのエーレブルー(Örebro)大学の研究チームは、携帯電話の利用によって、血流中のトランスチレチンというタンパク質の量が増加することを発見した。
トランスチレチンは(脳を保護している)脳脊髄液にも含まれている成分だ。
[トランスチレチンはレチノール等の輸送に関与する血漿タンパク]。
ただし、この変化が脳にとって良いものか悪いものかについては、研究チームは言及していないという。
携帯電話を利用することで血流中のたんぱく質の量が増加することが分かったそうです。
ただし、このことが良い影響か、悪い影響かはまだわかっていないそうです。
携帯電話の脳への影響や健康問題が取り上げられることがありますが、果たしてどのような健康への影響があると考えられるのでしょうか。
エーレブルー大学の前述の研究によると、携帯電話のヘビーユーザーである子供の方が、それ以外の子供よりも、健康問題を訴える傾向が強いとされている。
その健康問題とは、頭痛や集中力の低下などだ。
携帯電話を多用することによって、頭痛や集中力の低下などの健康への影響がみられるそうです。
今後も、携帯電話による健康への影響については注目していきたいです。
【追記(2016/3/22)】
この頃は携帯電話による脳への影響が心配されるというニュースがありましたが、最近では聞かれなくなりました。今ではスマホになり、メッセージを送ったり、写真を送ったり、ビデオのやり取りをしたりと、電話としての役割が小さくなったことで、こうした心配もされなくなったからかもしれません。
— hakuraidou (@hakuraidou) 2016年3月22日