> 健康・美容チェック > 目の病気 > 眼科検診で失明が36%減少する!|緑内障・糖尿病網膜症・変性近視・加齢黄斑変性・白内障が失明の主な原因
【目次】
■緑内障・糖尿病網膜症・変性近視・加齢黄斑変性・白内障が失明の主な原因
by woodleywonderworks(画像:Creative Commons)
視覚障害がもたらす社会損失額、8.8兆円!!~視覚障害から生じる生産性やQOLの低下を、初めて試算~
(2009/9/17、日本眼科医会)
2007年の時点で本邦には、164万人の視覚障害者、18万8千人の失明者がいると推定された
視覚障害者の半数は70歳以上、72%が60歳以上であり、視覚障害は高齢者の大きな問題である
原因疾患は緑内障が1位、糖尿病網膜症が2位で、これらと変性近視、加齢黄斑変性、白内障で全体の3/4を占める
社会の高齢化により視覚障害者数は2030年には200万人に達すると推定された
日本では2007年の時点で164万人の視覚障碍者がおり、高齢化によって、2030年には200万人に達すると推定されています。
失明の主な原因は、緑内障・糖尿病網膜症・変性近視・加齢黄斑変性・白内障であり、この5つが全原因の4分の3を占めており、視覚障害の半数が70歳以上で、72%が60歳以上であることから高齢者に対する対策が重要といえます。
こうした目の病気を予防するために重要なのが「眼科検診」です。
■眼科検診で失明が36%減少する!
(2015/4/27、あなたの健康百科)
山田教授によると、原因の病気の発症から視覚障害の発生まで期間が比較的長く、有効な治療法があることから、目の病気は検診に適しているという。
杏林大学大学院医学研究科の山田昌和教授(眼科)は、眼科検診によって5つの病気の発見率や失明の減少率を調べたところ、失明は緑内障で45%減、加齢黄斑変性で41%減、変性近視で24%減、糖尿病網膜症で17%減、白内障で4%減となり、5つ全体で検討したところ、失明を36%減少させることができると予測しています。
失明を30%減らすためには、大人の眼科検診を40歳で開始し、70歳まで5年に1回行う必要があることも分かった。
緑内障と診断された時、すでに66%の人は視野が欠けていたで紹介した緑内障フレンド・ネットワークの調査によると、緑内障と診断された時、既に3人に2人は視野が欠けていたことがわかったそうです。
40歳ごろから緑内障などの目の病気になる人が増えてきますので、失明を防ぐためにも、40歳をめどに一度眼科検診を受けてみて、定期的に眼科で診てもらうことをオススメします。
→ 目の病気(目の病気・症状チェック) について詳しくはこちら