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結膜弛緩症(白目にできる皮のような膜のたるみ)・翼状片(眼球のシミ)|#ためしてガッテン(#NHK)

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2011年4月6日放送のためしてガッテンでは「その目薬では治らない 疲れ目乾き充血に涙目 一発解決SP」を取り上げました。

目の乾き、目のかすみ、涙目、ゴロゴロする、目の充血、ショボショボするといった目の不快感の原因は、眼球のたるみと眼球のシミ。

60代以上のほぼ100%がこの目の異常をもっているそうです。




【目次】

■目の不快感の原因とは

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by Nicolas Alejandro(画像:Creative Commons)

目の不快感に悩む方の下まぶたのあたりには、たるんだ結膜(眼球の表面に飛び出している透明な物体)があります。

こうした症状を結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)といい、さまざまな目の不快感を引き起こす原因になるそうです。

※結膜は白目の表面をぴったりと覆う透明な膜

【健康な目】

まばたきをすると、下に溜まっていた涙が持ち上げられ、眼球を覆います。

また、古くなった涙は、涙点から鼻に排出されます。

【結膜がたるんだ目】

たるんだ結膜が涙点をふさいでしまう。

このような状態になると、

「涙があふれる=涙目」

「涙が広がらない=目の乾き」

といった対照的な症状になってしまうそうです。

また、目薬がすぐにあふれてしまうため、効き目が続かないそうです。

さらには、たるんだ結膜があると、たるみが摩擦されるため、ゴロゴロ感や痛みなどにつながるそうです。

■結膜たるみ度チェック

  1. 下まぶたの内側が見えるくらいアッカンベーをする。
  2. 指を目の奥の方へ押しつけながらそのまま上へ持ち上げる 。
  3. 透明な膜のようなものが見えれば、それが結膜のたるみ!

■なぜ結膜がたるむのか?

結膜がたるむ理由は、眼球が上を向くことで、下の結膜が引っ張られるためなのだそうです。

眼球が上を向くようなことはないと思いきや、実は、人間は、まばたきをするたびに眼球が自然と上を向く仕組みになっているそうです。

これを「ベル現象」といい、目を閉じるときに大事な黒目(瞳孔)をいち早くまぶたの内側に保護するために起こると考えられているそうです。

人は1日に1~2万回まばたきをしており、また、寝ている時も眼球が上を向いているそうです。

年をとるにつれて、眼球から下の結膜が徐々に剥がれてしまっていることが結膜がたるんでしまう原因なのだそうです。

もちろんこれには個人差があるため、たるんだ結膜がある人とない人がいるそうです。

※60歳以上は98%の人が結膜が伸びているという報告もあるそうです。

たるみがあるからと言って病院で見てもらわなければならないというわけではなく、ポイントは、目の不快感の症状があるかどうか。

結膜弛緩症とドライアイの症状は似ているそうですが、ドライアイの場合は、不快感がまばたきをすると解消されるのに対して、結膜弛緩症はまばたきをしてもよくならないので、眼科でみてもらうと良いようです。




■結膜弛緩症の治療

1.目薬

目の乾きがあると摩擦が増えて、さまざまな目の不快感の症状が出てくるので、目薬で治療を行います。

  • 人工涙液(涙の代わりに目の乾きを潤す)
  • ヒアルロン酸(目の表面に涙を広げて傷を治す)
  • 抗炎症薬(充血など目の炎症を抑える)

2.手術

目薬を1~2か月やって症状が緩和しない場合は手術。

たるんだ部分を切り取る。結膜は再生するそうです。

※目の不快感の原因は結膜弛緩症以外にも考えられるので、医師とよく相談の上治療してください。

→ ピスタチオの「白目ネタ」を眼科医が心配|結膜弛緩症になる可能性 について詳しくはこちら

■白目にできるシミ

番組では、特殊な光で目を見てみると、白目の部分にシミが見えました。

このシミは、症状が進むと、肉眼で見えるほど黄色くにごり、少し盛り上がってくるため、異物感や乾きなどさまざまな不快感の原因になるそうです。

この病気を翼状片といいます。

翼状片とは、白目の細胞が異常に増殖したもので、悪性ではないのですが、進行すると最悪の場合失明するおそれがあるそうです。

→ 翼状片の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

■なぜ最初は薄いシミが翼状片にまで進んでしまうのか?

翼状片の原因は紫外線です。

上からの光は、まつ毛やまゆ毛でブロックされるのですが、問題は横からの光。

実は、横から眼球に入った光は、黒目の中にあるレンズによって、ちょうど鼻側の白目と黒目の境目の一点に集中してしまうそうです。

他の部分に比べ、20倍も強い紫外線が集まるのだそうです。

そのため、その部分の細胞が異常をきたし、翼状片にまで進行してしまうそうです。

■目の紫外線対策

目のシミだけでなく、結膜のたるみも紫外線によって発症が早まるリスクが高まるので、紫外線対策をしっかりしましょう。

紫外線が一日のうちで最も多く降り注ぐのは、午前10時から午後2時の時間帯ですが、実は目に入ってくる紫外線の量は、朝や夕方のほうが多い(太陽の高さが低い朝や夕方は直射日光が目に入る)ので、この時間帯も忘れずに紫外線対策を行いましょう。

●帽子

帽子はつばの広いほうがより効果的。

●サングラス

サングラス選びのポイントは、

・横からの光を遮る物

・目の輪郭が見える程度の濃さのサングラスを選ぶ

暗い中ものを見るときは、より光を取り入れようと瞳孔が開くため、黒目に入る紫外線量が逆に増え、白内障などのリスクを高めてしまいます。

→ 結膜弛緩症とは|結膜弛緩症の症状・原因・治療 について詳しくはこちら




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ピスタチオの「白目ネタ」を眼科医が心配|結膜弛緩症になる可能性

My eye

by Ida(画像:Creative Commons)

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ピスタチオの“白目”に警鐘、2人で月1万回以上の酷使を眼科医が心配。

(2015/7/15、ナリナリドットコム)

そんな白目むきまくりの2人に、眼科医が「このまま白目をむき続けていると、白目の表面が伸びてだぶつき、手術で切除しなければならない恐れがある」と警鐘を鳴らした。

具体的には目の表面の黒目の外側にある白い部分、そこを覆う結膜(白目を覆う粘膜)が、白目をむくことで一定方向ばかり向いていると伸びて戻らなくなってしまう可能性があるという。「結膜弛緩症」と呼ばれるもので、目がゴロゴロしたり、強いドライアイの原因になるそうだ。

2015年7月14日放送の「中居正広のミになる図書館」で眼科医が白目をむきながら漫才をするコンビ「ピスタチオ」がこのまま白目をむき続けると結膜弛緩症になる恐れがあると忠告したそうです。

■なぜ結膜がたるむのか?

結膜がたるむ理由は、眼球が上を向くことで、下の結膜が引っ張られるためなのだそうです。

眼球が上を向くようなことはないと思いきや、実は、人間は、まばたきをするたびに眼球が自然と上を向く仕組みになっているそうです。

これを「ベル現象」といい、目を閉じるときに大事な黒目(瞳孔)をいち早くまぶたの内側に保護するために起こると考えられているそうです。

人は1日に1~2万回まばたきをしており、また、寝ている時も眼球が上を向いているそうです。

年をとるにつれて、眼球から下の結膜が徐々に剥がれてしまっていることが結膜がたるんでしまう原因なのだそうです。

→ 結膜弛緩症とは|結膜弛緩症の症状・原因・治療 について詳しくはこちら

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