シャラポワのうなり声は100デシベルで地下鉄車内騒音並み!|声が相手選手の判断力に影響を与える!?


Sharapova

by Yan Nasilevich(画像:Creative Commons)




■シャラポワのうなり声は100デシベルで地下鉄車内騒音並み!|声が相手選手の判断力に影響を与える!?

シャラポワうなり声100デシベル 地下鉄車内騒音並みの是非

(2011/11/5、NEWSポストセブン)

女子テニス界のスター、「ロシアの妖精」マリア・シャラポワ。彼女が球を打つときのうなり声が、今、問題になっています。

苦情を訴えているのは、女子プロテニスで世界ランク1位のキャロライン・ウォズニアッキ選手。

シャラポワ選手が発するうなり声で、「ボールの速度が正確に判断できない」とウォズニアッキ選手は苦情を述べ、「意図的に大きな声を出す選手もいる、禁止すべき」と訴えた、とテレビで報じていました。

シャラポワ選手のうなり声を計測すると、100デシベルを超えた。

その音量はなんと、地下鉄の中の騒音に匹敵する、とのこと。

興味を持ったのは、シャラポワ選手が発するうなり声で、「ボールの速度が正確に判断できない」という点です。

声によって、判断力に影響を与えるというのは驚きです。

記事によれば、

興味深いことは、シャラポワの声が間違いなく相手に脅威を与えている、という事実です。

言葉の「意味」や「内容」だけでなく、「声」の響きや振動によっても、人の心理は大きく影響される。

そうした見えない「武器」を、彼女自身が自覚しているかどうかは別にして、上手に使っている。

「声によるマインドコントロール」が、テニスという戦いの中に潜んでいる、ということが浮き彫りになりました。

ということで、言葉の持つ意味が相手の心理に影響を与えるだけでなく、声の響き・大きさ・振動も相手の心に大きく影響を与えてしまうようです。

■なぜ音(騒音)によって集中力が失われてしまうのか?

なぜ、私たちは音(騒音)によって集中力が失われてしまうのでしょうか。

「騒音はストレスレベルを上げてしまう」という研究結果によれば、外から騒音の刺激を受けると、ストレスで副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌され、過剰なコルチゾールの分泌がプランニングや論理分析といった前頭の働きを阻害し、集中力を損なわせてしまうという研究結果が発表されています。

つまり、大きな声によって、ストレスホルモンが分泌されることにより、脳が働きにくくなり、集中力が失われてしまうと考えられます。

ただ、大きな音(騒音)だけが集中力を奪うわけではありません。

プッシュ通知によってあなたの集中力はそがれてしまう!?によれば、フロリダ州立大学の研究によると、通知音が鳴っているだけでもわたしたちの集中力は削がれてしまうそうです。

■まとめ

集中力は最大限のパフォーマンスを発揮するために重要だと思いますので、シャラポワ選手のうなり声は相手選手にとっての脅威といえるのではないでしょうか。