(2011/12/15、Gow!Magazine(ガウ!マガジン))
■恋わずらいはコカイン中毒者と同じ状態
ロンドンの神経生物学者、アンドレアス・バーテルズとセミール・ゼキは、恋愛中の脳とコカイン中毒者の脳をMRIでスキャンし、比較してみました。
すると、驚くべきことに両者にはこれといった違いが見当たらなかったのです。
『恋わずらい』の人が、食事をとらなくても元気だったり、活発になって奇行にはしったり、取り憑かれたように相手に執着したりする姿は、たしかに薬物中毒者の症状と似ています。
恐ろしいことに、この『恋わずらい』には中毒性もあるようです。
失恋をした人がこの世の終わりのごとく泣き狂うのは、麻薬を断った薬物中毒者が禁断症状に苦しむのと同じ状態なのかもしれません。
その反面、失恋の痛手を忘れ、新たな恋に落ちるのも中毒性のなせるわざ。
脳がその快感を覚えているため、性懲りもなく“恋愛”に手を染めてしまうのです。
(参照:「セックスしたがる男、愛を求める女」アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ/主婦の友社)
恋愛中の脳とコカイン中毒者の脳をMRIでスキャンし、比較したところ、両者には違いがみられなかったそうです。
ある意味で、「恋愛中毒」という言葉は合っているのかもしれません。
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