「貯蓄ない」世帯、過去最高の28・6%|「家計の金融行動に関する世論調査」

Money Laundering

by The Preiser Project(画像:Creative Commons)




「貯蓄ない」世帯、過去最高の28・6%

(2012/2/22、読売新聞)

金融広報中央委員会が22日発表した2011年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、2人以上の世帯で「貯蓄がない」と答えた世帯の割合が28・6%に上り、調査を始めた1963年以来、過去最高となった。

貯蓄の平均値は1150万円で、前年より19万円減った。

人々の実感に近い中央値(答えた世帯の中間の値)は前年より80万円少ない420万円だった。

2011年の「家計の金融行動に関する世論調査」によれば、貯蓄がないと答えた世帯の割合が28.6%で過去最高だったそうです。

また、貯蓄の平均値・中央値ともに下がっています。

貯蓄が減った理由としては、

「収入が減ったので取り崩した」が43・3%

で最も多かったようです。

単純に二人で生活することで支出が減ると考えますが、それでも現在はそれを上回るほど収入が減少しているようです。

また、経済的基盤ができない事で結婚や出産をあきらめるということが増えていくのかもしれません。
低所得のために結婚できない男性が増えている-米

年収にかかわらず既婚率は下がっているようですが、特に年収下位25%までの既婚率は大幅に低下しているそうです。

こうした傾向が続けば、たとえ結婚したとしても経済力がないために、子供を諦めてしまうということが増えていくのではないでしょうか。

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75.6%(男性74.3%、女性77.0%)が「経済的な基盤ができないと結婚はできない」と考える傾向は、女性のほうが高い結果となった。