by Mo Riza(画像:Creative Commons)
■「好きな人からのLINE」が最もうれしいコンテンツ!?
(2014/12/5、電通報)
携帯メールが流行り出したころの高城さんの名言に、「女子高生にとって最大のキラーコンテンツは彼氏からのメールである」というものがありました。
好きな人からのメッセージがどんなコンテンツよりもうれしいんですよね。
だからこそ、既読になっているのにメッセージが返ってこないと、不安になってしまうのでしょう。
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「メディアはメッセージになる」(マーシャル・マクルーハン)
「情報を伝達するメディアそのものが,また情報である」と解釈することができる.https://t.co/VroGkwbFBS
同じ情報でも、メディアによって、受け取り手のその情報から得る感覚が変わる。 pic.twitter.com/ADcroZkt2K
— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年8月20日
同じ言葉であっても、メッセージの受け取り手にとって、そのメッセージを発信した人・メディアがどんな存在かによっても、意味合いは変わってきます。
好きな人からの「愛してる」はうれしくても、興味がない人からの「愛してる」には全く心が動かされないように。
「会う」という行動一つとっても、仕事やスポーツに打ち込んでいる人が一生懸命時間を作ってくれて会う10分と、時間が有り余っている人と会う10分でも、受け取り手がそのことを価値として感じるのであれば、意味合いが全く違ってきます。
■コンテンツを作る側の本当のライバルは、好きな人や友達とのSNSでのやりとり!?
ゲームも動画もニュースも、スマホの前では可処分時間を奪い合うライバル同士。多くの場合、「知らない誰かが作った何か」より「好きな人からのLINE」とか「親友のツイート」がより重要になる。だから全てがコミュニケーションとか、シェアと言った「人づて」の中で位置付けられていく。
— daichi ito (@daichi) 2015, 10月 26
つまり、コンテンツを作る側は、本来はライバル同士ではなく、好きな人や友達とのSNSでのやりとりと勝負をする必要があるということなんですね。
バズらせることに疲れたあなたへ。ネットの消化・消耗文化に立ち向かうにはどうしたらよいのか?や「言語化できないけど心を動かすものが差異を生み出す」|猪子寿之さんと落合陽一さんの言葉より でも紹介したように、感動の再現性が共有できない言語化できないけど心を動かすものを追求することが大事なんだと思います。