カフェインを過剰に摂取すると体はどうなるのか?|エナジードリンクとカフェイン|20代男性がカフェイン中毒死


caffeine addiction no more

by Clare Bell(画像:Creative Commons)




■エナジードリンクとカフェイン

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■20代男性がカフェイン中毒死

20代男性がカフェイン中毒死

(2015/12/21、共同通信)

胃の内容物にはカフェイン錠剤の可能性がある破片も混じっており、錠剤がどの程度死亡に関与したかは不明だが、同教室は飲料の大量摂取が原因とみている。

20代男性がカフェイン中毒で亡くなったそうです。

記事によれば、厚生労働省食品安全部は「国内でのカフェイン中毒死は聞いたことがない」とあったので、海外でのケースはあるようでしたので、調べてみました。

友人のいたずらでカフェインの過剰摂取により男性死亡

(2010/11/6、ロケットニュース24)

このサプリメントは大変強力なカフェインを含有しており、販売メーカーは使用時に「ティースプーン16分の1以上を摂取してはならない」と注意書きをしていたのだ。

カフェイン粉末の摂取、FDAが警告―若者2人の死亡に関連

(2014/12/17、WSJ)

米食品医薬品局(FDA)は16日、純粋なカフェイン粉末の摂取を避けるよう消費者に促した。

<中略>

FDAは、ティースプーン1杯分のカフェイン粉末がコーヒー25杯分に相当すると述べた。たとえ少量の摂取であっても心拍数が激しくなったり、発作を起こしたり、死に至ったりするという。

カフェインを過剰に摂取すると、動悸や心拍数と血圧の上昇の原因となり、場合によっては、死に至ることもあるそうです。

医師が解説!エナジードリンクを飲みすぎると危ない!?

(2015/12/05、Doctors me)

急性カフェイン中毒は、一般的な成人では1時間以内に6.5mg/kg以上の摂取で約半数の人に、3時間以内に17mg/kg以上の摂取でほぼ全員に起きるといわれています。体重50kgの人なら「1時間に325mg、3時間に850mgが危険量」となります。

■各国におけるカフェインの摂取に関する注意喚起

食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~|厚生労働省

カフェインを一生涯摂取し続けたとしても、健康に悪影響が生じないと推定される一日当たりの摂取許容量(ADI:Acceptable Daily Intake)については、個人差が大きいことなどから、日本においても、国際的にも設定されていません。

厚生労働省のページでは、食品からのカフェイン接種について、世界保健機関(WHO)や英国食品基準庁(FSA)、カナダ保健省(HC)のケースをもとにカフェインの過剰摂取を避けるよう呼びかけを行なっていますが、具体的にどれくらい摂取してよいのかは国際的にも設定されていないのが現状なのだそうです。

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