by Hideto KOBAYASHI(画像:Creative Commons)
(2016/5/15、山陽新聞デジタル)
14日で発生から1カ月を迎えた熊本地震で、避難時に服薬履歴を書いた「お薬手帳」を持ち出すことの有効性が再確認されている。手帳を見て病名や薬の種類が分かり、適切な処置につながった反面、手帳がないために、どの薬を出すか判断が難しいケースがあったからだ。
「お薬手帳」を避難時に持ち出すことの有効性が再確認されているそうです。
お薬手帳を見ることで、それまで要観察者リストから漏れていた人も病気の特定ができ、健康状態の悪化を防ぐことができたケースがある一方で、お薬手帳がないために、適切な薬の処方を判断に苦しんだケースもあったそうです。
そこで、岡山赤十字病院の薬剤部では錠剤の包装ケースなどを撮影しておく方法を提案しています。
岡山赤十字病院の薬剤部では、錠剤の包装ケースなどを携帯電話やスマートフォンで撮影しておく手法も紹介。
お薬手帳の画像をスマホにおさめておいたり、お薬手帳自体をアプリにしていたり、緊急時のみマイナンバーカードのような本人を特定できるもので情報を引き出すことができるようにするようになるとよいかもしれません。
【お薬手帳 関連記事】
- 高齢者医薬品適正使用ガイドライン検討会で指針の骨子案をまとめる|厚生労働省
- 【ジョブチューン】お薬手帳で薬代が40円安くなる!抗生物質には意味が無い!?(薬剤師・深井良祐)|3月26日
- 認知症の人への薬の提供方法の問題について考える|認知機能が低下すると、たくさんの薬が出ると、飲まない、飲めないことが起こる
- なぜ高齢者の薬のもらい過ぎという問題が起きるのか?
- 高齢者への不要な薬を減らすためには、かかりつけ薬剤師・薬局の役割が重要になる
- 高齢者宅には年475億円分の残薬(飲み残し・飲み忘れの薬)がある!?|解決する4つの方法
【避難と健康 関連記事】
- 避難所の9割カロリー不足 大規模ほど低栄養
- ストレスで免疫力が低下する恐れ 避難所でも適度な運動を
- 【避難所での低体温症対策】手足の冷えや体の震えが出たら体を温めること
- 自動車の中で避難生活をしている人はエコノミークラス症候群になる恐れがある!?予防法とは?
- 車中泊でエコノミークラス症候群が多発!その初期症状とは!?
- [東日本大震災]「このままだと肺炎などに」救援の医師警告
- TWITTERのツイートから学ぶ地震対策|地震で注意すること・今後役立つこと
【関連記事】